海外のSNSには、保護された動物たちの様子や、その命を救おうとする人たちの活動を伝える「動物レスキュー」の投稿が数多く寄せられ、Instagramを中心に注目されています。

今回、LIMO編集部が注目したのは、ギリシャで動物保護に取り組む投稿主さんのInstagramアカウント@diasozoanimalrescueに投稿された動画。

ギリシャの夏の暑さがようやく和らぎ始めたある日、友人とともに、路上で暮らす犬や猫たちに食事を届けて回った様子が紹介されています。

執筆時点で981回再生、99件のいいね!を集めている本投稿。その中から、特に心に残るシーンやSNSでの反響を厳選してご紹介します。

また記事中では、犬や猫を迎えたあとにかかる年間の支出についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【路上で暮らす動物たち】友人と一緒に、食事を届けて回る一日

道端にしゃがむ2人と、少し離れて様子を見る2頭の犬1/5

道端にしゃがむ2人と、少し離れて様子を見る2頭の犬

出所:@diasozoanimalrescue

投稿によると、投稿主さんはこの日、友人のフォティニさんと一緒に、自分たちを頼りにしている路上のたくさんの動物たちに食事を届けていたそうです。

フォティニさんは、以前からの投稿主さんのフォロワーにはおなじみの存在で、2人はとても長い間、この活動を一緒に続けてきたと説明されています。ギリシャの夏の厳しい暑さがようやく和らぎ始め、こうした作業も涼しい気候のほうがずっと楽になると、投稿主さんはつづっています。

投稿主さんの活動は、保護施設にいる動物や、村の小さな家で回復中の動物だけではないといいます。路上には今も、助けを必要としている多くの猫や犬、子猫や子犬が暮らしているそうです。動画では、道端にしゃがんで手を伸ばす2人の少し先に、薄茶色の犬と、白地に茶色と黒の模様のある犬が立ち、2人の様子をうかがう場面が映っています。

2. 【顔なじみになる定期巡回】見守りから不妊手術、治療へとつなぐ

地面のフードに鼻を近づける、2頭の犬2/5

地面のフードに鼻を近づける、2頭の犬

出所:@diasozoanimalrescue

投稿主さんは、もちろん動物たちがおなかをすかせているから食事を与えるのだと述べています。一方で、こうして定期的に回ることで、動物たち一頭一頭を知ることにもつながると説明しています。具合が悪い子やけがをした子がいればそのことに気づけますし、新しい猫や犬が現れたことも分かるそうです。

また、動物たちが投稿主さんのことを知っていて、食べ物のある場所も分かっているため、不妊手術のために猫や犬を捕獲する必要が出たときにも、ぐっと作業がしやすくなるといいます。

動画の後半では、薄茶色の犬と、白地に茶色と黒の模様のある犬が、並んで地面に鼻を近づけ、落ちているフードを探すように食べている様子が映っています。

終盤には、2人が容器にフードや水を用意する場面もありました。投稿主さんは、この活動を「食事を与え、見守り、捕獲し、不妊手術を行い、必要な子には治療を行う……そしてまた最初から繰り返す」と表現しています。

この日は、投稿主さんとフォティニさん、たっぷりのフード、そして待ちかねたおなかをすかせた大勢の「お客さん」がそろっていたとのことです。投稿主さんは、カルディツァの動物たちを見守る、いつもと変わらない一日だったと結んでいます。

コメント欄では

  • 「この子たちは、あなたたちがいてくれて幸せですね」
  • 「まさにヒーローです」

など、動物たちを見守る投稿主たちをたたえる声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題となったワンちゃんたちをご紹介しました。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
この投稿を読んで印象に残ったのは、動物を保護して治療することだけでなく、路上に出向いて食事を届け、顔なじみになり、不妊手術や治療が必要な子に気づくところまでが、ひと続きの活動として語られていたことでした。食事を届ける時間は、動物たちの様子を日々確かめる時間でもあるのだと感じます。路上で暮らす動物を見かけたとき、すぐに食べ物を与えたくなる気持ちは自然なものですが、地域によって事情やルールが異なることもあるため、迷ったときは自己判断で続けず、自治体や地域の動物保護団体に相談してみるのがよさそうです。また、動物を迎えるとなれば、食事や医療などの費用が毎年続いていきます。この記事の後半で紹介する犬・猫の年間支出のデータもあわせて、迎えたあとの暮らしを具体的に思い描くきっかけにしていただければ幸いです。何気ない「いつもと変わらない一日」の積み重ねが、路上の命を支えている。その事実が、一人でも多くの方に伝わることを願っています。

4. 迎えたあとの暮らしに備えて。犬・猫の年間支出はいくら?

救われた命を迎えたあとは、毎日の暮らしにかかる費用も続いていきます。実際の飼い主は、1年間にどれくらい使っているのでしょうか。

アニコム損害保険の「2024最新版 ペットにかける年間支出調査」(2025年3月発表)によると、2024年の1年間にペットにかけた費用は、犬が平均41万4159円、猫が平均17万8418円でした。

前年と比べると、犬は122.3%、猫は105.4%の水準です。フード・おやつ代も、犬は前年比128.7%、猫は117.1%と増えています。調査は、同社のペット保険の契約者を対象としたインターネットアンケートで、4137件の回答をもとにしています。

毎年の支出は、フード代や医療費などの変化で変わっていきます。迎える前に、年間でどれくらいかかるのかを想像しておくと、備えやすくなるかもしれませんね。

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参考資料