海外のInstagramでは、犬や猫などの動物を保護し、命をつなごうとする「動物レスキュー」の活動を伝える投稿が、多くの人の関心を集めています。

LIMO編集部が今回取り上げるのは、海外で動物保護をしている投稿主さんのInstagramアカウント@animalslebanonの投稿。

放棄された工事現場の底に閉じ込められた猫が、ロープで降ろされたケージを使って地上へ救い出されるまでが紹介されています。

執筆時点で1万4000回再生、約816件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

記事の後半では、日本のペット保険の普及率についても紹介します。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

1. 【取り残された猫】放棄された工事現場の深い底で

ゴミが散乱する現場の底に取り残された猫1/3

ゴミが散乱する現場の底に取り残された猫

出所:@animalslebanon

投稿文によると、投稿主さんのもとには「放棄された深い工事現場の底に、猫が閉じ込められている」という連絡が届いたとのこと。周囲を高いコンクリートの壁に囲まれていて、猫には安全な場所へ自力で戻る方法がなかったと紹介されています。

動画の冒頭には、「閉じ込められて、出口がない」というテロップとともに、ゴミや空き容器が散らばる草地を上から見下ろした映像が映ります。続いて「30メートルの高さのコンクリートの壁に囲まれ、猫には登って脱出する手段がなかった」というテロップが表示されていました。

2. 【ロープで降ろしたケージ】猫が自ら入るのを待って

ロープを結んだ捕獲用ケージを準備する男性2/3

ロープを結んだ捕獲用ケージを準備する男性

出所:@animalslebanon

動画は、救助の担当者が捕獲用のケージにロープを結ぶ場面へと続きます。テロップには「私たちは、彼女のもとへたどり着く方法を見つけなければならなかった」とありました。投稿文によると、救助担当のハリルさんが現場へ駆けつけ、ロープを使って、動物を傷つけない捕獲用のケージをゆっくりと降ろしたそうです。猫が自分から中へ入ってくれることを願っての作戦でした。

動画では、ケージのそばへ近づく猫の姿も映り、テロップには「あとは待つしかなかった…」と続きます。そして「成功!」の文字が表示され、猫はケージの中へ入ったようです。

猫が入ったケージをロープで引き上げる男性3/3

猫が入ったケージをロープで引き上げる男性

出所:@animalslebanon

「ついに、彼女を助け出した」というテロップとともに、男性が猫の入ったケージをロープで引き上げ、壁際の柵の上を越えていく様子が映ります。その後に「無事で、けがもなく、しっかりとした地面の上に戻ってきた」というテロップが表示されました。投稿文では、猫は幸いにもけがはなく、現在は安全で慣れ親しんだ場所に戻り、定期的に食事と世話を受けているとされています。

投稿は、「ときに命を救うということは、行き場のない動物のそばに、ただいてあげることなのです」という言葉で結ばれていました。

コメント欄では

  • 「素晴らしい活動です!」
  • 「レバノンの本当のヒーローたち」
  • 「人間さん、この子猫を助けてくれてありがとう」

など、救助にあたった人々への称賛や感謝の声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題の猫ちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

LIMO アニマル・ストーリー部
今回の投稿で強く印象に残ったのは、30メートルという高さのコンクリートの壁に囲まれた現場から、猫がけがもなく地上へ戻ってこられたという点でした。人が危険を冒して降りるのではなく、ロープで捕獲用のケージをそっと降ろし、猫が自分から入ってくれるまで「あとは待つしかなかった」というテロップの場面には、救助する側の緊張と辛抱強さがにじんでいるように感じます。もし、深い穴や溝、工事現場の底などに動物が落ちているのを見かけたときは、自分で降りて助けようとせず、まず近くの動物病院や保護団体、地域の相談窓口などに連絡してください。足場の悪い高所での救出は、人にも動物にも危険が伴うためです。また、猫は恐怖を感じると予想外の動きをすることがあるので、むやみに追いかけたり、大きな音を立てたりしない配慮も大切です。保護された動物が元気に過ごすには、治療や食事、その後の暮らしを支える費用もかかります。この記事の後半で紹介するペット保険の普及率のデータもあわせて、もしものときにどう備えるかを、ご家族で話し合うきっかけにしていただければ幸いです。今回ご紹介した猫が、これからも安全な場所で穏やかに過ごせることを願っています。

4. もしもの医療費に備える。ペット保険の普及率はどのくらい?

迎えたあとの大きな出費のひとつが、動物病院の費用です。その備えとして、ペット保険はどれくらい利用されているのでしょうか。

アニコム損害保険によると、日本国内のペット保険の普及率は、およそ21%です(2025年11月発表)。この数値は、同社が公表データなどをもとに算出したものです。同社は、海外の加入率は30〜40%ほど、スウェーデンは50%以上としています。

迎えたあとの医療費への備え方として、保険を含めた選択肢を知っておいてもよいかもしれませんね。

参考資料