4. 【試算】二人以上の世帯では年約7万9000円の負担増に
物価が2.1%上がると、家計の負担はどのくらい増えるのでしょうか。総務省の家計調査によると、2025年の二人以上の世帯(平均2.87人)の消費支出は1か月平均31万4001円、このうち食料は9万4895円でした。
同じものを買い続けると仮定して、9月の上昇率をあてはめて試算しました。
二人以上の世帯の消費支出に、2026年9月の前年同月比をあてはめた試算です。4/4
出所:総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」、総務省統計局「消費者物価指数(CPI)全国 最新の月次結果の概要」をもとにLIMO編集部作成
- 消費支出全体:31万4001円×2.1%=月約6600円、年約7万9000円
- このうち食料:9万4895円×2.8%=月約2700円、年約3万2000円
※試算の前提:2025年の二人以上の世帯の消費支出に、2026年9月の前年同月比(総合2.1%、食料2.8%)がそのまま1年間続いたと仮定した概算です。消費者物価指数の総合には持家の帰属家賃が含まれるなど、実際の家計の支出とは対象が異なります。
月にすると約6600円ですが、1年では約7万9000円になる計算です。このうち4割ほどを食料が占めています。
5. まとめにかえて
2026年9月の全国消費者物価指数は、総合で前年同月比2.1%の上昇となり、8月から上昇幅が広がりました。エネルギーを除いた指数は2.4%の上昇で、食料や日用品の値上がりが続いています。
二人以上の世帯の消費支出にあてはめると、年約7万9000円の負担増になる計算です。家計簿やレシートで、どの費目の支出が増えているかを確かめておくと、見直しの優先順位をつけやすくなります。
参考資料
- 総務省統計局「消費者物価指数(CPI)全国 最新の月次結果の概要」
- 総務省統計局「2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)9月分」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」
- 経済産業省「2026年7月、8月及び9月使用分の電気・ガス料金支援の実施に伴い、電気・都市ガス料金の値引きを行うことができる特例認可・承認を行いました」
村岸 理美