長野県の標高約1400mのところにある山小屋と、そこから片道400キロ離れた自宅との二拠点生活。53歳から始めた山小屋暮らしの「理想と現実」を紹介する動画が、Instagramで注目を集めています。
投稿したのは、山小屋暮らし5年目を迎えた「YUKA」さん、ご本人。
今回は、憧れの薪ストーブや星空のある「理想」と、野生動物や家のメンテナンスと格闘する「現実」の両方を、ユーモアたっぷりに動画で紹介してくださいました。
この動画には、執筆時点で約6500も「いいね!」されるなど、たくさんの人の心に響いています。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する動画は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 【山小屋暮らし】憧れていた「理想」の山小屋暮らし、そして…
動画の冒頭は「53歳からの山小屋暮らし 理想と現実」。
YUKAさん、まずは思い描いていた「理想」の暮らしを見事に実現し、充実した山での暮らしを紹介してくださいました。
憧れの薪ストーブ、静かな夜、綺麗な星空や夜景、そして気持ちのいいベランダでの食事。
思い描いていた山小屋暮らしの「理想」が、そこには確かにありました。
ところが、ベランダに並んだおいしそうな朝ごはんを前に、
「あれ?? でも作るのって自分だわ。」
理想の暮らしも、それを形にするのは自分自身。
家事育児を一手に担っている筆者も、思わず「たしかに」と笑ってしまうひと言。ここにもYUKAさんの生き方が表れているように感じます。
2. 【山小屋暮らし】「見た目は爽やか、中身はサバイバル」53歳から始めた山小屋暮らしの現実
でも、理想だけでは終わらないのが山小屋暮らし。YUKAさんは、その現実をこう表現しています。
「見た目は爽やか、中身はサバイバル。
現実はだいたい、家のメンテナンス、野生動物と薪割りとの格闘です。笑。」
動画には、キツツキに開けられた外壁の穴、庭の草木を根こそぎ食べてしまう鹿たち、ネズミに食いちぎられた配管が次々と登場します。
そして、床下に潜って配管を自力で直すYUKAさん。
家の修繕は「趣味」だというYUKAさんは、困りごとを誰かに任せません。できる限り自分の手で直してしまうたくましさに、驚きます。
きっとYUKAさん、最初からこんなたくましくなかったですよね...。山小屋生活をされるうちに、どんどん、なんでもできるようになっていったのではないかな、と筆者は想像しました。
薪ストーブの燃料は「私の肩にかかってる」。さらに草刈りに、駐車場の整備まで、山小屋での仕事は尽きることがありません。
それでもYUKAさんは、
「でも、私はそれが楽しい。」
と言います。
YUKAさんがいう「イヤイヤやるか 楽しむかは 自分しだい」という言葉。
同じ作業でも、どう向き合うかを決めるのは自分自身です。大変さを嘆くのではなく、楽しむほうを自分で選ぶ。YUKAさんのそんな姿勢が、まっすぐに伝わってきます。
3. 【山小屋暮らし】「今しかない、この時間を大事にしたい」いつかではなく「今」を生きる
秋の紅葉、冬の雪景色、そして山の上からの眺め。季節ごとに表情を変える山の景色とともに、
「今しかない この時間を 大事にしたい」
という言葉が添えられています。
プロフィールに「現役で3000m峰に登る」とあるように、登山も大好きなYUKAさん。
山小屋暮らしは、YUKAさんにとって「自分が心から好きなことに時間を使う暮らし」でもあるんですね。
筆者も子離れしたら、好きなことに時間を使いたい...なんだか憧れます。
「いっぱい笑って たくさん冒険して 人生を楽しんで行きましょう」
別の投稿でYUKAさんは、パート貯金で山小屋を買って5年目であること、年間100日ほどをその山小屋で1人で暮らしていることを明かしています。
その日程のほとんどは、夫の出張中を狙って組んでいるのだそう。
家の修繕と登山が好きなYUKAさんと、ゴルフが趣味のご主人。
たとえ、お互いの趣味は違っても、
「熟年夫婦だからこそ、無理になんでも一緒ではなく、別々を楽しみながら、そして今までとは違う小さな気遣いをお互いに重ねていけたらいいな」
その気持ちが素敵です。たとえ1人でも、自分が選んだ道を楽しみながら歩いていく。
「いつか」と後回しにしているうちに、時間は過ぎていってしまうもの。だからこそ、勇気を出して「今」動き出す。
YUKAさんの言葉からは、そんな力強いメッセージが伝わってきますね。
YUKAさんの山小屋暮らしは、決して「楽なだけの理想の暮らし」ではありません。それでも、自然の洗礼も、薪割りも、1人の時間も、すべて自分で選び、自分で楽しんでいる。
人生の時間には限りがあるからこそ、「いつか」ではなく「今」を大切に、勇気を出して一歩を踏み出す。YUKAさんの動画は、そんな生き方の大切さを教えてくれているように感じました。
@youxiang6592さん、掲載のご許可をありがとうございました!
4. 著者のコメント
「いつか」ではなく「今」を大切に、自分で選んだ道を歩む生き方は、年齢を問わず多くの人の背中を押してくれそうですね。
私も老後について少し考えるきっかけをいただきました。
