「こんなに違うんだ。」――同じ人が、メイクの仕方だけを変えると、印象はどこまで変わるのでしょうか。

@lancul_jpさんがInstagramに投稿した、欧米風と日本風のメイクを比べる動画には、1700件を超えるいいねが集まっています。

1. 【欧米vs日本】跳ね上げラインとマットな赤リップ、涙袋とツヤ感リップ…同じ顔で比べたメイクの違い

欧米風メイクは「立体感&華やかさ重視!」1/2

欧米風メイクは「立体感&華やかさ重視!」

出所:@lancul_jp

まずは欧米風。シェーディングで「はっきり立体的」に仕上げ、チークは頬骨に沿って外側へ。アイラインは跳ね上げてつけまつげで目元を強調し、リップは「はっきりしたリップカラーが王道!」と、大胆なマットカラーを選びます。

完成したのは、「立体感&華やかさ重視!」のメイク。くっきりとした目元と赤いリップが印象的です。

日本風メイクは「自然な立体感&抜け感重視!」2/2

日本風メイクは「自然な立体感&抜け感重視!」

出所:@lancul_jp

続いて日本風。シェーディングは「薄くナチュラル」に、チークは頬の中央に入れて「かわいらしい印象に!」。「涙袋あると目が大きく見える」と涙袋も描き、アイラインは下げ気味に引きます。

リップは柔らかいツヤ感のあるものを選び、「自然な立体感&抜け感重視!」のメイクが完成しました。同じ顔でも、受ける印象はがらりと変わります。

コメント欄には「どっちも似合うから服に合わせて変えればいい。」という声も寄せられていました。

@lancul_jpさん、ご協力ありがとうございました!

2. シャンプーや歯磨き粉も?訪日客の調査でいう「化粧品・香水」とは

観光庁の「インバウンド消費動向調査」では、訪日客の買い物を費目に分けて集計しています。

そのうち「化粧品・香水」には、香水やオーデコロンのほか、ファンデーションや口紅、アイメークアップなどの仕上用化粧品、クリームや乳液、化粧水、パックなどの皮膚用化粧品が含まれます。

シャンプーやヘヤーリンス、整髪料などの頭髪用化粧品、日やけ止め、ひげそり用化粧品、歯磨剤も「化粧品・香水」に分類されます。

一方で、歯ブラシや化粧用ブラシは「その他買物代」に入ります。

日本風のメイクにもすっかりなじんでいた女性。日本の化粧品は、訪日客にどのくらい買われているのでしょうか。

3. 訪日客の「化粧品・香水」の購入率は34.6%、購入者単価は2万1128円

観光庁の「訪日外国人の消費動向 インバウンド消費動向調査結果及び分析 2025年 年次報告書」によると、2025年に訪日客が「化粧品・香水」を購入した割合(購入率)は34.6%で、購入した人の1人当たり平均支出(購入者単価)は2万1128円でした。

国籍・地域別では、中国が購入率54.4%、購入者単価3万1951円。米国は購入率22.7%、購入者単価1万6340円でした。

また、消費税の免税手続きをして「化粧品・香水」を購入した人の割合は21.0%で、「衣類」(28.1%)、「菓子類」(22.2%)に次ぐ高さです。

日本の化粧品は、訪日客にとって定番の買い物の一つになっているようです。

4. 化粧品の免税は11月から「リファンド方式」に。旅先で使った分は返金の対象外

訪日客の化粧品の買い方には、これから変化もありそうです。財務省によると、外国人旅行者向けの免税制度は、令和8年(2026年)11月1日から、課税で販売し、事後的に消費税相当額を返金する「リファンド方式」に見直されます。免税購入品の国内での横流し等の不正に対応するためとしています。

観光庁の旅行者向けの案内では、購入者は免税店で税込価格(課税)で購入し、購入日から90日以内に出国時の税関確認を受けると、免税店または委託を受けた返金事業者から返金を受けられます。消耗品の特殊包装は廃止されますが、化粧品などの消耗品を国内で使った場合は、返金を受けられません。

ドラッグストアや化粧品売り場など、私たちが日ごろ買い物をするお店でも、訪日客への案内の仕方が変わっていきそうです。

動画で紹介された「涙袋」や柔らかいツヤ感のリップのように、日本ならではのメイクに興味を持った人が旅先で化粧品を手に取る場面は、これからも続いていきそうです。

5. 訪日客の化粧品購入と免税制度、よくある疑問

Q. 「リファンド方式」になると、免税店での支払いはどう変わる?

A. 財務省によると、これまでの免税店での免税販売から、課税で販売し、事後的に消費税相当額を返金する方式に見直されます。観光庁の案内では、購入者は免税店で税込価格で購入し、出国時の税関確認を経て、免税店または返金事業者から返金を受ける流れです。

Q. 返金を受けるための期限はある?

A. 観光庁の旅行者向けの案内によると、免税の適用を受けるには、免税対象物品の購入日から90日以内に、出国時に空海港の端末でパスポートを提示し、税関確認を受ける必要があります。化粧品などの消耗品を国内で消費した場合は、返金を受けられません。

6. 著者からの一言コメント

小野 温子
同じ人が同じ顔で、メイクの入れ方を少し変えるだけで、ここまで雰囲気が変わるのかと驚かされる動画でした。日本風メイクの「涙袋」や「抜け感」は、私たちには見慣れたものですが、海外の人にとっては新鮮に映るのかもしれません。11月からの免税制度の見直しで、化粧品売り場の風景にも変化がありそうです。

参考資料

小野 温子