秋の食材がたっぷり詰まったお弁当の動画に、TikTokで注目が集まっています。
動画を投稿したのは、お弁当とご飯の毎日を記録している@tanaka_tapperさん。
執筆時点で、動画の表示回数は1万6000回以上、「いいね」も1000件を超えています。
そこで、LIMO編集部は@tanaka_tapperさんに許可をいただき、気になる本投稿のポイントをご紹介!
また記事中では、消費支出のうち食料費が占める割合「エンゲル係数」の最新の数字も解説します。
※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 黄色い生地に、かぼちゃの橙と枝豆の緑。オーブンで焼き上げる豆腐キッシュ
まずは、テーブルの上にタッパーが1つ、また1つと置かれ、4つそろったところで白いご飯がよそわれます。
続いて、卵や木綿豆腐、鶏ひき肉、しめじ、えのき、チーズが並びます。
角切りにしたかぼちゃを電子レンジで加熱したら、フライパンで鶏ひき肉と玉ねぎが炒められていきます。
そこへ木綿豆腐が入り、へらで細かく崩されたあと、きのこやしょうゆ、塩が加わります。
卵と牛乳を混ぜたボウルに炒めた具が移され、かぼちゃと枝豆、ピザ用チーズが加わると、淡い黄色の卵液に橙と緑が散らばります。
オーブンシートを敷いた四角い型に流し入れられ、テロップは「オーブン180° 25〜30分」。
こんがりと焼き色のついたキッシュは、細長く切り分けられ、ご飯の上に並べられていきます。
2. みかんで煮たにんじんと、かつお節をまとった甘唐辛子
2品目に登場するのは、袋入りのベビーキャロットです。
小鍋のにんじんの上で、半分に切ったみかんがぎゅっと搾られ、「蓋をして弱めの中火で5〜7分煮る」とテロップが続きます。
無塩バターを加えて煮汁がからむにつれ、にんじんの表面につやが出てきます。
3品目は甘唐辛子で、ごま油で炒めてしょうゆを回し、かつお節と炒りごまをまぶして「甘唐辛子のシンプル炒め」に仕上がります。
最後は、皮ごと角切りにしたさつま芋の「鬼まんじゅう」です。
砂糖をまぶして「15〜20分置き 水分を出す」と、薄力粉と水が加わり、ひと口大にすくって鍋に並べられます。
ふたをして「強めの中火で15〜20分蒸す」と、鬼まんじゅうのでき上がりです。
蒸し上がった鬼まんじゅうは、お弁当とは別の小さな容器に分けて詰められました。
手前に黄色いキッシュ、奥に緑の甘唐辛子とつやのあるにんじんが並ぶ、秋の彩りがそろった一段です。
@tanaka_tapperさん、掲載のご許可をありがとうございました!
3. さつま芋の「鬼まんじゅう」は、愛知県で親しまれてきた蒸し菓子
鬼まんじゅうは、角切りのさつま芋に砂糖と小麦粉を合わせて蒸した和菓子で、愛知県の郷土料理の一つに数えられています。
投稿のキャプションでは、砂糖を加えて少し置くと芋から水分が出るので、水を入れすぎないのがポイントとされています。
冷凍したものは、ラップをしたまま電子レンジで軽く温めると、もちっとした食感が戻るそうです。
午後のひと休みに、温かいお茶と合わせて味わうのもよさそうです。
断面からのぞくかぼちゃの橙や枝豆の緑は、まるで秋の色見本のようですね。
みかんで煮るにんじんも、甘唐辛子にまぶすかつお節も、どこか季節の香りが漂ってきそうです。
別の容器では、さつま芋の鬼まんじゅうも出番を待っています。
お昼の時間がいっそう楽しみになりそうですね。
4. エンゲル係数は「28.6%」。割合だけではわからない、季節の食材の楽しみ方
季節の食材を楽しむお弁当作りの裏側で、家計の食費はいま、どれほどの重さになっているのでしょうか。
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」によると、エンゲル係数(消費支出のうち食料費が占める割合)は、二人以上の世帯で「28.6%」でした。
前年から0.3ポイント上がり、1981年以来44年ぶりの高い水準です。
ただ、係数が伝えるのは、支出のうちどれだけを食に充てたかという割合です。
季節の食材をどう組み合わせ、どんな彩りに仕上げるかは、それぞれの台所の楽しみとして残されています。
ちなみに、二人以上の世帯が1か月に肉類へ使う金額は「8520円」で、前年から名目2.9%増えています。
キッシュの具に使われた鶏ひき肉も、この費目に含まれます。
一つは、エンゲル係数の「0.3ポイント」は割合どうしの差で、食料費が0.3%増えたという意味ではない点です。
もう一つは、「44年ぶりの高い水準」は1981年以来の高さという意味で、過去最高の値を示すものではない点です。
秋の味覚を4品に分けて詰めたお弁当。ふたを開けた人の顔がほころぶ様子まで、目に浮かぶようです。
※当記事は、話題となった情報をお伝えすることを目的としています。調理の際は衛生面に注意し、十分に加熱してから召し上がってください。
※本サイトは当記事内で扱う投稿において、調理や飲食による事故や損害を補償いたしません。
参考資料
小野 温子
