「狼狽えるの狼狽(狼狽)っていったい何? と言う長年の疑問を調べたらかわいい中国の故事が…」そんなコメントとともに投稿されたのは1枚の写真。

@Hiromi74Shiraさんが投稿した当ポストは、執筆時点で98万9000件を超えて表示されています。

そこで、LIMO編集部は話題の@Hiromi74Shiraさんに取材。気になる投稿の経緯やSNSでの反響について、インタビューしました!

※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 「狼」と「狽」は2匹で一つ?オロオロする様子がかわいい絵が話題

投稿のきっかけを尋ねたところ、「元々漢字や動物が好きで、気になる漢字を見つけるとすぐググる方なんです」と話してくれた投稿主さん。

「『うろたえた』という文章を打っていたら『狼狽えた』と変換されたのがきっかけです。『狼狽』の“けものへんに貝”って何の生き物?と疑問に思い、調べて知りました」と経緯を教えてくれました。

「狼狽」を絵で説明1/5

「狼狽」を絵で説明

出所:@Hiromi74Shira

前足が長く後ろ足が短い「狼(ロウ)」と、前足が短く後ろ足が長い「狽(バイ)」を描いたかわいい絵に、リプライ欄では「かわいいなコイツら」「お、これいいなぁ~」といったコメントが寄せられました。

ほかにも、「お〜!学びになります」「おもしろ知識をありがとう!」「手長足長みたいな存在かー」などのコメントが集まり、リプライ欄が盛り上がっています。

投稿主さんは普段から絵を描かれています2/5

投稿主さんは普段から絵を描かれています

出所:@Hiromi74Shiraさんご提供

普段から色々な絵を描かれている投稿主さん。Xでも日々投稿されており、ゴム版の個展も開かれるそうです。

2. 「狼狽える」の由来には諸説あり?言葉の意味や使い方も解説

「狼狽(うろた)える」「狼狽(ろうばい)する」とは、驚くような出来事や思わぬトラブルに遭遇し、慌てふためいたり取り乱したりすることを意味します。「不意に呼び止められて狼狽した」「予想外の間違いに気づき、狼狽えてしまった」など、予期せぬ出来事が起きた時に使う言葉です。

今回の投稿のように、中国の空想上の生き物である「狼」と「狽」を由来とする説が一般に知られています。「狼」も「狽」もオオカミに似ていますが、「狼」は前足が長く後ろ足が短い、「狽」は前足が短く後ろ足が長いという特徴があります。どちらも単独ではバランスよく立ったり歩いたりがしにくいため、「狽」が「狼」の背中に乗っかって一緒に過ごしていたそうです。しかし、どちらかがいなくなると上手に身動きができなくなり、オロオロとしてしまう状態に。これが「狼狽する」「狼狽える」という言葉につながったと言われています。

一方で、「狼狽」は単なるオノマトペ(擬態語)だとする説もあるようです。「狼」と「狽」に特に意味はなく、後世になって意味づけされたという意見も見られます。

投稿の反響を受け、「長く細く製作活動をしているのですが、ひと月掛けた絵はそうでもないのに、仕事の休憩中に五分で描いた絵が万バズすることがあるのでまさに狼狽します」と話してくれました。投稿主さんはリプライ欄でも「残業中の五分で描いたのが…(・・;)真面目に描いてもバズった事ないのに…」と心情をコメントしていました。

3. 著者からの一言コメント

丸田 未由希
知っていれば読めるものの、よく考えれば難読である「狼狽える」。2匹で一緒に行動しないと困ってしまうのが理由というのは覚えやすく、楽しいイラストに思わずクスッとしてしまいました!特にオロオロしている2匹の様子がツボです。

4. 日本のアート市場規模・芸術家の売上高はどれくらい?

ここからは記事の内容にちなんで、日本のアート市場規模をご紹介します。

経済産業省の調査によると、2021年の日本のアート市場規模は2363億円で、世界の7兆円に対してわずか4%程度にとどまります。

また、日本の芸術家の年間平均売上高は約280万円であり、3490万円の広告業や1210万円のデザイン業と比べても大幅に低い水準です。

そのため芸術家として専業で生計を立てる厳しさが浮き彫りとなっています。

一方で、近年はアートが持つ企業の成長支援や地域活性化などの経済的な価値に注目が集まっており、今後は国内市場の拡大や環境改善に向けた展開が期待されています。

今回はXで話題になっている「『狼狽える』の由来を解説している絵」をご紹介しました。

5. 今読まれている【丸田 未由希のおすすめ記事】3選

5.1 秋田県の「激辛伝統食」を一口食べてみると 「口に入れた瞬間ジュッ」「さすが鮭風味の塩」

            秋田県の「激辛伝統食」を一口食べてみると 「口に入れた瞬間ジュッ」「さすが鮭風味の塩」    

@blacklago_nさんが投稿した、「全く足りなかった『秋田県の激辛弁当』」が、X上で話題になっています。150円で購入した「げきからぼだっこ飯」にのっているのは、ひとかけらの秋田の伝統食「ぼだっこ」。食べ終わった後の様子に「さすが鮭風味の塩と形容されるだけある」といったコメントが集まり、執筆時点で2152万件を超えて表示されました。記事の後半では、秋田県の観光消費額についてもお伝えします。

5.2 タンカー船で引き上げた巨大魚「オオニベ」 35食以上のおかずに変身「漁船やん」

            タンカー船で引き上げた巨大魚「オオニベ」 35食以上のおかずに変身「漁船やん」    

@tokokaiunさんが投稿した、「タンカー船で釣れた『130センチの巨大魚』」が、X上で話題になっています。ガソリンなどを全国に届けている神戸の海運会社「東幸海運」のタンカー船の船長さんが、なんとか引き上げたのは「オオニベ」でした。リプライ欄には、あまりの大きさに感嘆の声が寄せられ、「船に乗る醍醐味」といったコメントも。記事の後半では、釣りにちなんで趣味などの教養娯楽費についてもお伝えします。

5.3 山形のスーパーには「芋煮コーナー」あり!おなじみの姿が23万回表示「入口で全部揃う」

            山形のスーパーには「芋煮コーナー」あり!おなじみの姿が23万回表示「入口で全部揃う」    

@ebiebita0630さんが投稿した、「山形のスーパーの秋の姿」が、X上で話題になっています。日本一の芋煮会フェスティバルが行われる山形では、秋といえば芋煮が定番です。ずらっと並んだ芋煮たれ、ねぎや里芋、牛肉などが所狭しと並ぶ様子は驚くほど。リプライ欄には「懐かしい」「嘘偽りない!」などのコメントが多数集まりました。記事の後半では、山形県の観光消費額についてもお伝えします。

参考資料