みなさんは、ちょっと気の利いたレストランで食事をしているとき、ふと気づくとお皿に顔を近づけて、前かがみになっていた……という経験はありませんか?
ナイフやフォーク、スプーンの使い方に気をつけていても、姿勢が崩れていると、せっかくの所作も美しく見えにくくなってしまいます。
そんな食事中の姿勢について、上品に見えるポイントを紹介した動画が話題を集めています。
投稿したのは、Instagramでマナーにまつわる情報を発信している青木直美さん。
動画には、執筆時点で約300「いいね!」が集まるなど、たくさんの人に注目されたようです。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
※マナーには諸説あり、お店や場面によって考え方が異なる場合があります。
1. 【食事の姿勢】食べる姿が美しくなる座り方、上品に見えるポイントは?
今回、青木さんが紹介しているのは「食べる姿が美しくなる座り方」。
白いテーブルクロスがかかったレストランで、グラスに盛られた料理をスプーンでいただきながら、「上品に見えるポイント」を教えてくれます。
カギになるのは、椅子に座ったときの「テーブルとの距離」です。
1.1 テーブルが遠いと前のめりに…美しく見えないNG姿勢
動画ではまず、テーブルから離れて座った場合の姿勢を見せてくれます。
テーブルが遠いと、料理を口に運ぶたびに体が前のめりに。お皿に顔を近づけるような姿勢になってしまい、「美しく見えません」と青木さん。
料理をこぼさないようにと気をつけるほど、つい背中が丸まってしまいがちですよね。
高級なレストランに行き慣れていない筆者、まさにこんな感じに前のめってしまいます。カッコ悪い…。
では、どのくらいの距離で座ればよいのでしょうか。
2. 正解は「ゲンコツ1個分」!自然に背筋が伸びる座り方
青木さんによると、正解は「ゲンコツ1個分」。テーブルと体の間に、握りこぶし1つ分ほどのすき間をあけて座るのがポイントです。
テーブルとの距離が近くなることで、料理を口に運ぶときに前かがみにならずに済み、「自然に背筋が伸びる」とのこと。
こぶしをテーブルの縁に当てて距離を確かめるだけなので、レストランでもすぐに実践できそうです。
動画の最後には「姿勢が変わると品格も変わる」というメッセージも。
背筋を伸ばしてスプーンを口に運ぶ青木さんの姿は、たしかにぐっと上品な印象に見えますね。
食べ方のマナーとあわせて、座ったときのテーブルとの距離も意識してみると、食事の時間がより心地よいものになりそうです。
外食の際は、ぜひ動画を参考にしてみてくださいね。
3. 著者のコメント
料理をこぼさないように気をつけるうちに、つい前かがみになってしまう人は多いのではないでしょうか。テーブルとの距離を「ゲンコツ1個分」にするだけで背筋が自然に伸びるというのは、すぐに試せて覚えやすいポイントですね。レストランはもちろん、ふだんの食事でも、ぜひ意識してみてください。
4. ふるまいを磨くならこれ!マナーに関する3つの検定と受験料
食事の席での姿勢や所作に限らず、あいさつや敬語、電話・来客への対応など、マナーが問われる場面は日常のあちこちにあります。
自己流ではなく、ひと通りの知識を順序立てて身につけたいなら、検定の合格を目標に学ぶという方法もあります。
以下では、公益財団法人 実務技能検定協会が実施しているマナー関連の検定を3つ取り上げ、受験料もあわせて紹介します(受験料は、同協会公式サイトの各検定の受験要項に記載されている金額)。
4.1 秘書検定(秘書技能検定)
目指しているのは「人柄育成」。社会人として欠かせない基本的な常識を、「秘書技能」という形にまとめて出題する検定です。
級ごとに求められる水準が異なり、3級では職場の基本的な常識、2級では物事の優先順位を判断する力、準1級では状況に応じた判断力・対応力、1級では上司の仕事を理解し、先を見越して補佐する力が問われます。
受験料は、3級が3800円、2級が5200円、準1級が6500円、1級が7800円です。
4.2 ビジネス実務マナー検定
掲げているのは「職場常識の育成」です。
ビジネスの現場で必要とされる基本的なルールが身についているかを確かめる検定で、職場で適切に判断し行動できるか、人間関係・マナー・話し方を理解しているかといった点が問われます。
受験料は、3級が3800円、2級が5200円、1級が7800円です。
4.3 サービス接遇検定
「サービスマインドの育成」をテーマにした検定です。サービス業務への心構えや対人心理への理解をはじめ、応対の技術、言葉の使い方、態度や振る舞いといった点が審査の対象になります。
受験料は、3級が3800円、2級が5200円、準1級が5900円、1級が7800円です。
どの検定も、2つ以上の級をまとめて申し込める「併願」が可能です。食事の席での姿勢を見直すのと同じように、日ごろの立ち居振る舞いを整えるきっかけとして、検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- @aoki_refinedmanner
- 公益財団法人 実務技能検定協会「秘書検定 受験要項」
- 公益財団法人 実務技能検定協会「ビジネス実務マナー検定 受験要項」
- 公益財団法人 実務技能検定協会「サービス接遇検定 受験要項」
長島 迪子
