都心の伝統ある私立小学校は、入試の倍率だけでなく、入学後にかかる学費も気になるところです。

小学校は6年間通うので、毎年の授業料などの差が積み重なり、総額は大きく変わります。

本記事では、自身も小学生の息子を育てる筆者が、首都圏で志願者数の多い私立小学校の学費について調べました。

今回は、慶應義塾幼稚舎と暁星小学校の2校を取り上げます。両校が公式サイトで公表している最新の金額をもとに、初年度の費用と6年間の総額を比べます。

1. 【私立小学校の学費】慶應義塾幼稚舎の学費

慶應義塾幼稚舎(東京都渋谷区)は、共学の小学校です。

2026年度に入学した1年生の学費は次のとおりです。2026年10月時点で、2027年度入学者の学費は公式サイトにまだ掲載されていません。

1.1 慶應義塾幼稚舎2026年度 1年生の入学に必要な学費

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出所:<u><a href="https://www.yochisha.keio.ac.jp/admissions/qa/" target="_blank">慶應義塾幼稚舎 公式サイト「入学試験Q&amp;A」</a></u>

出所:慶應義塾幼稚舎 公式サイト「入学試験Q&A」を基にLIMO編集部作成

入学金は初年度だけかかりますが、2年次以降は、授業料・教育充実費・文化費・給食費の合計142万5000円が毎年必要です。

幼稚舎は「これらの金額は、在学中も必要に応じて改定されることがあります」と明記しています。

また、入学後はクラス費などの諸経費が別にかかります。なお幼稚舎は、受験にあたって寄付金や入学予約金を払うことは一切ないとしています。

1.2 慶應義塾幼稚舎6年間の学費合計(試算)

2026年度の金額が6年間変わらないと仮定すると、次のとおりです。

  • 1年次:176万5000円
  • 2〜6年次:142万5000円×5年=712万5000円
  • 6年間の合計:889万円

なお、在学中に金額が改定されれば、実際の総額は変わります。

2. 【私立小学校の学費】暁星小学校の学費

暁星小学校(東京都千代田区)は、カトリック系の男子校です。

2027年度生の募集要項に、前年度にあたる2026年度生の実績として次の費用が示されています。2027年度に入学する場合の金額とは異なる可能性があります。

2.1 暁星小学校2026年度生の諸費用(実績)

これらを足すと、入学後に毎年かかる費用は1年生の年額が約96万6000円になります。

2年生からは合宿費(学年により約5万円〜約7万円)が加わり、年額は約101万6000円〜103万6000円になります。

初年度は、入学手続金30万円と1年生の年額約96万6000円を合わせて、約126万6000円です。ほかに、入学前に制服などの購入費が約12万円かかります。

2.2 6年間の学費合計(試算)

2026年度生の実績額が6年間変わらないと仮定すると、次のとおりです。

  • 1年次:約126万6000円(入学手続金を含む)
  • 2〜6年次:約101万6000円〜103万6000円×5年=約508万円〜518万円
  • 6年間の合計:約635万〜645万円

3. 慶應義塾幼稚舎と暁星小学校の費用比較

入学金・授業料と、施設・教育環境のための費用(幼稚舎は教育充実費、暁星は施設費と維持費)を比べると、次のとおりです。

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出所:本記事に記載の内容を基にLIMO編集部作成

出所:本記事に記載の内容を基にLIMO編集部作成

施設関係の費用は暁星小学校のほうが高い一方、授業料は慶應義塾幼稚舎が暁星小学校の2倍以上になっているなど、項目ごとに違いがあることもわかりました。

4. 【慶應義塾幼稚舎・暁星小学校学費】まとめ

公式に公表されている最新の金額で比べると、6年間の学費(試算)は慶應義塾幼稚舎が889万円、暁星小学校が約635万〜645万円でした。

差を生んでいるのは主に授業料で、幼稚舎は年106万円、暁星は年約48万円です。

ただし、両校の金額に含まれる費目は異なり、在学中に改定される可能性もあります。

私立小学校を検討するときは、各校の公式情報で最新の金額と内訳を確かめ、6年間、さらにその先まで見通して家計への影響を確認しておきましょう。

5. 著者のコメント

長島 迪子
自身も小学生の子供をもつ親として興味深く拝見しました。

私立小学校選びでは入試に目が向きがちですが、6年間通うと学費の差は数百万円規模になります。本記事は両校の公式サイトの最新額だけを使い、初年度と6年間の総額を試算しました。

給食費やお弁当、諸経費など費目の違いまで整理しているので、数字の背景も含めて比較の参考にしてください。

参考資料

長島 迪子