「編み物を18年続けると、ドラゴンの全身骨格を作れるようになります」

こんなコメントとともに投稿されたのは1枚の写真。

@bon_66さんが投稿したポストは、執筆時点で41万1000件を超えて表示されています。

※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。

1. 投稿内容について

「編み物を18年続けると、ドラゴンの全身骨格を作れるようになります」

こんなコメントとともに、経歴18年の編み物作家が投稿したのはこの作品でした。

投稿された作品1/9

投稿された作品

出所:@bon_66

「ドラゴンの全身骨格」です!さらに、後ろ姿もご覧ください。

後ろ姿2/9

後ろ姿

出所:@bon_66さんご提供

背中には大きく広がった羽があり、尻尾の先まで見事に再現されています。

これは、編み物作家の@bon_66さん(アトリエユーフォ)さんによって制作された「亡骨の滅炎龍」という作品です。

茶色の毛糸でゴツゴツした骨の質感まで再現されており、ふんわりとしたイメージとは真逆の作品になっているのが印象的ですね。

「ドラゴンの全身骨格」の製作時間やこだわった点について、@bon_66さんにお伺いさせていただきました。

2. 「ドラゴンの全身骨格」を完成させるまで

完成するまでの工程3/9

完成するまでの工程

出所:@bon_66さんご提供

T-REXの全身骨格を編んだことがあるという@bon_66さんは、「そのノウハウを活かして次は幻獣系の骨格を制作したいと常々考えておりました」と、より恐竜に近い西洋ドラゴンの骨格をイメージした「亡骨の滅炎龍」を作り上げたそうです。

工程の様子を見ると、確かに毛糸で編んでいるのがわかります。

「亡骨の滅炎龍」の製作時間はなんと約2ヶ月!

「一日の作業時間が1〜2時間程度と短いので、トータルでは90時間前後かと思います。T-REXが3ヶ月以上かかったので、今回はかなり短縮できたと思います」とのこと。

4足歩行のポーズ4/9

4足歩行のポーズ

出所:@bon_66さんご提供

全身にアルミワイヤーを通しているので、自在にポージングもできます!

作品にこだわっている点は、「上下に分かれた肋骨と、細かい歯の造形です」とのこと。

「空想上の生物であるため、動物とは多少異なる構造にしたいと考え、通常は左右が離れている腹部の肋骨を、肋軟骨のような組織で繋がるように造形しました。それでいて、生物としては自然な骨格に見えるようにデザインを工夫しました」と、リアルな骨格をとことん追求されています。

歯も見事に再現5/9

歯も見事に再現

出所:@bon_66さんご提供

顔を拡大してみると、ドラゴンのギザギザした歯まで再現されているのがわかります!

編み物で鋭い歯を再現するのは非常に難しく、過去に制作したT-REXは、なんと1本1本編んだ鋭利な歯を装着していたんだそうです。

「今回は、タティングレースというレース編みの技法を使用して、連続して歯を形成することに成功しました。より細かく綺麗な歯並びを実現できたと思いますので、些細な部分ですがご注目頂ければ幸いです」と、歯の形成に成功したことも報告してくれました。

投稿には多数のいいねに加え、

  • 「これ…編み物!?」
  • 「編み物とは真逆の概念」
  • 「いい意味で変態!」
  • 「すげぇ!カッコいい!」

など、編み物作品である事実に驚く人の声や、作品を絶賛する人の声など多くのコメントが寄せられました。

投稿の反響について、「驚いています」と@bon_66さん。

さらに、「18年以上編み物していますが、こんな作品は編めません」といった声について、「それぞれが編む作品や使用する技術は異なりますので」と続けました。

ほかの作品もユニーク6/9

ほかの作品もユニーク

出所:@bon_66

3. 著者からの一言コメント

樋口 郁美
画面を大きく拡大するまで素材が何かわかりませんでした…!「毛糸でドラゴンの全身骨格を作ろう」という発想にびっくり仰天です。ほかの作品も個性的なものばかりで見入ってしまいます。今後の作品も楽しみにしております。

4. ハンドメイド作品の販売における1カ月の収入はいくらくらい?

ここからは記事の話題にちなんで、ハンドメイド作品の販売における、1カ月の収入について紹介します。

日本デザインプランナー協会が、全国の20~60代の男女108人を対象に「ハンドメイド作品の販売における1ヶ月の収入」に関する調査を行ったところ、最も多かったのは「0円(40.7%)」でした。

また、ハンドメイドの魅力について、最も多かった回答は「趣味として楽しめること」です。

今回はXで話題になっている「ドラゴンの全身骨格」をご紹介しました。

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参考資料

樋口 郁美