@lancul_jpさんがInstagramに投稿した動画が、1000件を超えるいいねを集めています。
記事後半では、日本で暮らす外国人がいまどのくらいいるのかを、出入国在留管理庁のデータで見ていきます。
1. 【日本1年目・2年目・3年目】写真に映り込んだときの反応は?ピースから「すいません…」へ
テーマは「日本に染まった外国人 写真に映り込んじゃった時」。誰かが写真を撮っている前を通りかかる場面を、日本で暮らした年数ごとに演じ分けています。
「日本1年目」の男性は、カメラに気づくと身を乗り出し、撮られている男性の横でピースサインを決めてしまいます。
「日本2年目」になると、映り込んだことに気づいて「Sorry…」とひと言かけ、画面の外へ。
「日本3年目」では、「アッ」と気づくやいなや身をかがめ、片手を前に差し出しながら「すいません…」と前を通り抜けます。撮られていた男性も笑顔で身をかがめて応え、最後はその男性の笑顔で締めくくられます。
コメント欄には「きっとそのうちカメラマンの後ろを通るか少し離れて待つようになりますね…」と、その先を想像する声も寄せられていました。
@lancul_jpさん、ご協力ありがとうございました!
日本で暮らすうちに、こうした気遣いの作法も自然と身についていくのかもしれません。では、日本で暮らす外国人はいまどのくらいいるのでしょうか。
2. 日本で暮らす外国人は412万5395人、初めて400万人を超える
出入国在留管理庁によると、2025年末(令和7年末)の在留外国人数は412万5395人でした。前年末から35万6418人(9.5%)増え、過去最高を更新するとともに、初めて400万人を超えています。
在留外国人数は、中長期在留者と特別永住者を合わせた人数です。在留期間が3月以下の人や、観光などの「短期滞在」の人は含まれません。
2.1 在留資格別の在留外国人数(2025年末)
- 永住者:94万7125人
- 技術・人文知識・国際業務:47万5790人
- 留学:46万4784人
- 技能実習:45万6618人
- 特定技能:39万296人
都道府県別では東京都が80万1438人で最も多く、全国の19.4%を占めています。
日本の作法になじみながら暮らす外国人は、私たちのすぐそばにも増えているようです。
3. 外国人が身近な隣人になるなか、私たちの暮らしとのつながりは?
在留資格別で最も多いのは「永住者」でした。職場や学校、近所づきあいなど、日常のさまざまな場面で外国人と顔を合わせる機会は、今後も増えていきそうです。
政府は「外国人との共生社会の実現に向けたロードマップ」で、目指すべき共生社会のビジョンの一つとして、「これからの日本社会を共につくる一員として外国人が包摂され、全ての人が安全に安心して暮らすことができる社会」を掲げています。
同ロードマップでは、日本語教育などの取組や、外国人に対する情報発信・相談体制の強化といった重点事項も示されています。
動画の「日本3年目」では、身をかがめて前を通る男性に、撮られていた男性も笑顔で身をかがめて応えていました。ともに暮らす社会は、こうした小さな気遣いのやりとりの積み重ねなのかもしれません。
4. 在留外国人のデータ、よくある疑問
Q. 「在留外国人」と「訪日外国人」は何が違う?
A. 出入国在留管理庁の「在留外国人数」は、中長期在留者と特別永住者を合わせた数で、在留期間が3月以下の人や「短期滞在」の人は含まれません。一方、観光庁の統計でいう「訪日外国人」は、観光や仕事などで日本を訪れた外国人で、日本に居住している外国人は含まれません。日本で暮らす外国人と、日本を訪れる外国人を、それぞれ数えた統計といえます。
Q. 在留資格で最も多い「永住者」とは?
A. 出入国在留管理庁の「永住許可に関するガイドライン」によると、「永住者」は「法務大臣が永住を認める者」で、在留活動と在留期間に制限のない、最も安定した法的地位とされています。許可を受けるには、素行が善良であること、独立の生計を営むに足りる資産または技能を有すること、その人の永住が日本国の利益に合することの3つの要件を満たす必要があります(日本人の配偶者などには特例があります)。
5. 著者からの一言コメント
参考資料
- @lancul_jp
- 出入国在留管理庁「令和7年末現在における在留外国人数について」
- 出入国在留管理庁「外国人との共生社会の実現に向けたロードマップ」
- 出入国在留管理庁「永住許可に関するガイドライン(令和8年10月1日改定)」
- 観光庁「【インバウンド消費動向調査】2026年4-6月期の調査結果(2次速報)の概要」
小野 温子
