ご飯は栗ご飯、主菜は鮭のカマ焼き。秋の味をそろえた、大工さんのお弁当です。
動画を投稿したのは、ランチジャーの3つの容器におかず、ご飯、汁物を盛り付けていく動画をInstagramに投稿している@daiku_obentoさん。
動画の表示回数は、執筆時点で3300回を超えています。
そこで、LIMO編集部は@daiku_obentoさんに許可をいただき、気になる本投稿のポイントをご紹介!
また記事中では、44年ぶりの高さとなった「エンゲル係数」の読み方も解説します。
※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. ししとう、さつま芋のサラダ、そして鮭のカマ焼き
まずは葉野菜から。
トングで何度かに分けて運ばれた淡い緑の葉と縮れた葉が、グレーの丸い器の底をふんわりと覆っていきます。
奥の左側には、ししとうのおかか炒めが盛られ、緑の表面に細かなかつお節がからんでいます。
中央には、黄色いさつま芋のあいだに紫色の皮がのぞく、さつま芋とクリームチーズのサラダが加わり、右奥には半分に切ったゆでたまごが置かれました。
空いた手前には、鮭のカマ焼きがトングで運ばれてきます。
1切れ目は鮮やかなオレンジ色の身を見せて左側へ、2切れ目は皮目にこんがりと焼き色のついた三角形で、その右隣へ並べられました。
右手前には黄色いレモンのくし切りが添えられ、ゆでたまごの左隣には、先をチューリップのような形に飾り切りしたミニトマトがのせられます。
最後に、カマ焼きの奥の中央へ、紫キャベツのラペが差し込まれました。
2. 栗ご飯には新しょうが、汁物は青のりの味噌汁
背の高い容器には、白いしゃもじで栗ご飯がよそわれていきます。
白いご飯のところどころから黄色い栗がのぞき、右側には薄く切った新しょうがの甘酢漬けが添えられました。
もう一つの容器には、おたまで青のりの味噌汁が注がれ、濃い緑色の青のりが汁いっぱいに広がります。
鮭のオレンジ色と焼き色の2切れの奥に、ししとうの緑、ラペの紫、ミニトマトの赤、ゆでたまごの黄色が並び、右手前の黄色いレモンのくし切りと縮れた葉が彩りを締めています。
その後ろでは、栗ご飯と青のりの味噌汁が出番を待っています。
コメント欄には、「大きな鮭のカマ焼き、よくお弁当箱に入りましたね」「私にも作って欲しい」といった声が寄せられていました。
@daiku_obentoさん、掲載のご許可をありがとうございました!
3. 鮭の「カマ」は、魚のどこにある部位?
カマは、魚の頭と胴体のつなぎ目にあたる、えらのすぐ後ろの胸びれのまわりの部位を指すのが一般的です。
1匹の魚から左右に一つずつしかとれず、脂がのっていて身がやわらかいといわれます。
骨や皮がついたまま焼かれることが多いので、食べるときは骨に気をつけながら、骨のまわりの身までほぐして味わうのがおすすめです。
今回のお弁当でも、2切れ目のカマは、こんがりと焼けた皮目を上にして並べられていました。
この日のお弁当には、秋に出回る食材が二つ入っていました。
ご飯の容器では、白いご飯のあちこちから黄色い栗がのぞき、横に添えた新しょうがの甘酢漬けの淡いピンクが映えます。
主役は鮭のカマ焼きでも、季節の気配はご飯と副菜のほうから届くのだと、画面を見ながら気づかされました。
ふたを開けた瞬間に秋を感じられるお弁当は、私も作ってみたくなります。
4. エンゲル係数は44年ぶりの「28.6%」、係数には表れない献立の工夫
栗ご飯と鮭のカマ焼きが並ぶランチジャーを見ていると、家計に占める食費の割合も気になります。
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯のエンゲル係数は「28.6%」でした。
エンゲル係数は、消費支出のうち食料費が占める割合のことで、前年から0.3ポイント上昇し、1981年以来44年ぶりの高い水準となっています。
ただ、係数が示すのは食費の割合で、食卓に何がどう並んだかまでは映しません。
栗ご飯に季節の副菜をそろえ、鮭のカマ焼きを一切れずつ並べていく工夫は、28.6%という数字の外側にあるものです。
ちなみに、二人以上の世帯が1か月に魚介類へ使う金額は「6293円」です。
一つは、エンゲル係数は食料費を消費支出で割った割合なので、食費が同じでも、ほかの支出が減れば数字が上がる点です。
もう一つは、「0.3ポイント上昇」は割合どうしの差で、食費そのものが0.3%増えたという意味ではない点です。
秋の栗ご飯と、こんがり焼けた鮭のカマ。
ふたを開けた人がまず受け取るのは、数字ではなくこの彩りです。
※当記事は、話題となった情報をお伝えすることを目的としています。調理の際は衛生面に注意し、十分に加熱してから召し上がってください。
※本サイトは当記事内で扱う投稿において、調理や飲食による事故や損害を補償いたしません。
参考資料
小野 温子
