50代の大工が詰めた鯨の竜田揚げ弁当の動画が、Instagramに投稿されています。
動画を投稿したのは、「お弁当作りのヒントにどうぞ!」とプロフィールにつづる@daiku_obentoさん。
執筆時点で、動画は3500回以上表示されています。
そこで、LIMO編集部は@daiku_obentoさんに許可をいただき、気になる本投稿のポイントをご紹介!
また記事中では、家計の「調理食品」と「外食」への支出も解説します。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 副菜で奥を埋めたら、手前に鯨の竜田揚げがごろり
まずは、丸いグレーの器に、トングでレタスがふんわりと敷かれていきます。
その奥の左側に小松菜とカラーピーマンのナムル、中央にさつま揚げと椎茸の甘辛煮が加わります。
右奥には半分に切ったゆでたまごが置かれ、奥の列が副菜で埋まりました。空いていた手前側には、鯨の竜田揚げがトングでひとつずつ並べられていきます。
揚げ色のところどころに白い衣がのぞく、ごろっとした大きさです。
右側には縮れた緑の葉、中央にはミニトマト、左奥には紫キャベツのラペが添えられ、右手前にはくし形に切った黄色い柑橘ものせられました。
2. ご飯には野沢菜ちりめんとたくあん、仕上げはあさりの味噌汁
続いて、背の高い別の容器に、白いしゃもじでご飯が盛られます。その上にスプーンで野沢菜ちりめんが広げられ、右端にはトングでたくあんが添えられました。
最後は、もう一つの器に、おたまで殻つきのあさりが移され、あとから味噌汁が注がれます。
こうして、鯨の竜田揚げを囲むおかずの器と、ご飯、あさりの味噌汁がそろいました。
竜田揚げの茶色の奥に、ミニトマトの赤やゆでたまごの黄色、紫キャベツの紫が並んでいます。
@daiku_obentoさん、掲載のご許可をありがとうございました。
3. 「竜田揚げ」ってどんな揚げ物?と気になった人へ
竜田揚げは、しょうゆやみりんなどで下味をつけた肉や魚に、片栗粉をまぶして揚げた料理を指すのが一般的です。
赤みがかった揚げ色に衣の白さが散る様子を、紅葉の名所として知られる奈良の竜田川に見立てたのが、名前の由来ともいわれています。
今回の鯨の竜田揚げも、こんがりとした揚げ色のところどころに白い衣がのぞいています。
衣の白さを残したまま詰めると、茶色が中心になりがちな揚げ物にも、ほどよい明るさが出そうです。
その手で、たくあんはトングで、あさりはおたまで殻ごと、それぞれの器へ移されていきます。
大工仕事をしているという投稿者さんの手が、お弁当では小さなおかずを一つひとつ並べている。
その対比が印象に残ります。
竜田揚げのほかに、ご飯のお供と汁物までそろえる手数の多さにも、私は見入ってしまいました。
4. 家で詰めたお弁当は、「調理食品」1万3580円にはまるごと入らない
おかずもご飯も味噌汁も、家でランチジャーに詰めていく様子を見ていると、家計の食費の内訳も気になります。
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」によると、購入した惣菜や弁当が計上される「調理食品」に、二人以上の世帯が1か月に使う金額は「1万3580円」で、前年から名目4.5%増えています。
家で詰めたお弁当は、外食や調理食品にまるごと計上されることはありません。
竜田揚げを並べ、ご飯にお供をのせ、味噌汁まで注ぐこの一連の手間は、「お弁当」という形のままでは統計に表れないのです。
ちなみに、二人以上の世帯が1か月に外食へ使う金額は「1万6563円」で、食料費の内訳のなかで最も大きな費目です。
一つは、これらの金額は二人以上の世帯全体が1か月に使う額で、1人分の昼食代ではない点です。
もう一つは、「調理食品」には購入した弁当だけでなく惣菜も含まれ、お弁当を買った金額だけを表すものではない点です。
数字には残らなくても、家で一品ずつ詰めた一食は、現場で食べる人の午後を支えています。
※当記事は、話題となった情報をお伝えすることを目的としています。調理の際は衛生面に注意し、十分に加熱してから召し上がってください。
※本サイトは当記事内で扱う投稿において、調理や飲食による事故や損害を補償いたしません。
参考資料
小野 温子
