子どもが成長していくにつれて、言葉をしゃべるようになったり、字を書けるようになったり。その様子を見守ることは親として、とても嬉しいものです。

ですが、その我が子の様子がどこか他の子と違う…と気になる点が出てくることもあります。
病気というわけではない。日常の些細なことなので、気にする程のことじゃないんだろうけれど、やっぱり気になる!…そう思う親御さんもいらっしゃることでしょう。

今回は、3人の子どもを持つ筆者が「コレってこういうことだったのか!」と興味を惹かれたある特徴について、ご紹介します。

娘が「クロスドミナンス(交差利き)」だった

3人の子どもがいる筆者ですが、一番下の娘は現在4歳です。
離乳食が始まり、手づかみ食べやスプーンを使って自分で食べるようになってから、様子を見ていると左手を使っていることが多かったのです。

ですが、左手ばかりではなく右手も使います。その様子は、私には「対象物に近い方の手」を使っているように見えました。そのため「両利きかな」って思っていたんです。
その様子を気にはしていましたが、とくに矯正することもなく、娘がしたいようにさせていました。

そして成長するにつれ、食事だけではなく、お絵かきや積み木などの遊び、幼稚園に入園してからは文字を書いたり…と、手を使う作業が増えていきました。
そうすると、だんだんと物によって使い分けているように見られたのです。
例えば、クレヨンやスプーンは左手、えんぴつやお箸は右手…という感じに。

「これは、単なる両利きとは言えないんじゃないか?」そう思った私ですが、なんと言うのか分からず、なんとなくモンモンとしていました。

ある日知った「クロスドミナンス(交差利き)」という存在

私が「クロスドミナンス(交差利き)」の存在を知ったのは、SNSに投稿されていた、ある人のマンガでした。
それは『両利きって言われると、違和感…でも、右利きでも左利きでもない…』という内容でした。

その人のエピソードは娘ととても似ていて、「そうそう!」と頷きながら読みました。
そしてマンガは、作者が「クロスドミナンス(交差利き)」という存在を知って、長年のモンモンとした考えが解消されてスッキリしたという結末で終わりました。

このマンガを読み終え、私自身もスッキリしました。「娘は両利きじゃなくて、クロスドミナンス(交差利き)だったんだ」と。

まあ、知ったからと言って、何か日常的に劇的な変化があるわけではありませんが…。
今までと同じように、とくに右手に矯正することもなく、娘の様子を見守っていこうと思っています。

次に知った「シナスタジア(共感覚)」