どんなに良い義両親であっても、人間同士ですから育児の方針や家事のことなど、話が合わないこともあります。また、いただき物の場合、本当なら自由に使える「ギフト券」や「子どものお小遣い・お年玉」が大助かりなのですが、こちらが欲しい物をもらえるとは限りません。そのため「お返しを考えなくてはならないので困る」「お礼が負担になるから、むしろ不要」という声もあります。

義父母は孫のことを考えて、手出し口出しをしているでしょうし、お金をかけて物を購入しています。ここは義父母に対して意向を伝えつつ、折り合いをつけることを心がけましょう。トラブルを減らせるように、事前にやんわりと「自分たちの希望を伝えておく」という方法です。参考にしてみてください。

育児情報の更新は最重要

けがの危険性や病気に関する育児情報は、できるだけ義父母に伝えて情報を共有していきましょう。孫の駄々こねには対処できる祖父母であっても、今の世の中は生活環境が激変しています。誤飲や家庭内事故の可能性など、対策法やもしもの時の対処法について理解してもらう必要があります。子どもをみんなで守っていくことが一番大切ですので、日ごろからニュースになっている話題などを伝えておきましょう。孫の様子と重ねて伝え聞くと、情報を受け入れやすくなります。

本当に欲しい物について何気なく伝えておく

例えばプレゼントならギフト券が良いと思っている場合、人にお祝いを贈った話を出してみてはいかがでしょうか。上の世代にとって、金券類を贈るのは、そもそも頭にないのかもしれません。そこで、お祝いとしてギフト券をプレゼントして大喜びされた話をしてみましょう。「最近はお祝い事でもギフト券は普通のこと」「使い勝手が良い物が良い」ということを知ってもらえます。

子どもの希望を伝えてみる


親が欲しいと思っているものよりも、おもちゃなど、子どもが欲しい物の方が伝えやすいと思います。祖父母にとって聞きなれない製品であっても、キャラクター物であれば購入間違いが少ないはずです。子どもは好きなキャラクターのものであればなんでも良い!という時期もあります。プレゼントをもらったら、ちゃんと子どもから祖父母にお礼を伝える機会を作りましょう。

感謝の気持ちは忘れずに

離れていても近居でも、義理家族との付き合い方には難しさがあるものですが、基本的には孫のためを思っての行動ですので、トラブルにならないよう気持ちをできるだけ汲み取ってあげましょう。

多忙な育児生活の中で、身内の力を借りる時もあるかもしれません。身内というのは心強いサポートです。また子どもにとっても、できるだけ多くの身内に囲まれた環境は大切です。義実家への感謝の気持ちを、できるだけ子どもと一緒に伝えていきましょう。

LIMO編集部