3. 「平均寿命」と「平均余命」を区別して老後を考える
平均余命は、ある年齢からあと何年生きるかという期待値を示します。平均寿命はそのうち0歳の平均余命を指す言葉です。厚生労働省「令和7年簡易生命表の概況」に示された平均寿命は、男性81.35年、女性87.33年です。
3.1 平均寿命の推移
- 昭和30年(1955年) 男63.60 女67.75 男女差4.15
- 昭和40年(1965年) 男67.74 女72.92 男女差5.18
- 昭和50年(1975年) 男71.73 女76.89 男女差5.16
- 昭和60年(1985年) 男74.78 女80.48 男女差5.70
- 平成7年(1995年) 男76.38 女82.85 男女差6.47
- 平成17年(2005年) 男78.56 女85.52 男女差6.96
- 平成27年(2015年) 男80.75 女86.99 男女差6.24
- 令和6年(2024年) 男81.09 女87.13 男女差6.03
- 令和7年(2025年) 男81.35 女87.33 男女差5.98
長期的に見ると、男女とも平均寿命は延びています。老後の暮らしを考えるうえでは、公的年金への理解とともに、現役時代からの貯蓄や資産形成を計画していくことが大切になります。
4. まとめにかえて
住民税非課税の判定と生活保護の受給要件には、資産の扱いなどの違いがあります。収入の少なさだけで同じ制度と考えず、それぞれの条件を確認することが必要です。
住民税の所得基準は自治体によって異なります。生活に不安がある場合は、税の確認と生活保護の相談を分けて、該当する窓口を活用しましょう。
また、平均寿命と平均余命の違いも確認しました。それぞれの情報が自分の生活にどう関わるか、対象や時期を分けて整理しておきましょう。
平均寿命と平均余命の違いについても、数字だけを見て結論を急がず、どのような条件の話なのかを確かめる必要があります。
また、年々、平均寿命は延びているため、老後資金は計画的に準備していくと良いでしょう。
ご自身の収入や生活の状況と照らし合わせながら、必要な情報を整理してみてください。分からないことは確認し、一つずつ理解していくことをおすすめします。
自分に関係する条件を確かめ、これからの暮らしを考える手がかりにしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 総務省「地方税制度 個人住民税」
- 厚生労働省「生活保護制度」
- 国税庁「No.1180 扶養控除」
- 厚生労働省「令和7年簡易生命表の概況」1 主な年齢の平均余命
- 厚生労働省「令和7(2025)年簡易生命表を公表します」
長井 祐人
