2. 【ありがとうSuicaのペンギン】Suicaのペンギンが生まれた本があった
今回、多くの人に惜しまれながら、新しい場所へ飛び立っていく「Suicaのペンギン」。
このペンギン、実は絵本から生まれています。
その絵本は『ペンギンゴコロ』(さかざきちはる作・絵 文溪堂刊)。
イラストレーター・絵本作家である坂崎千春(さかざきちはる)さんによりデザインされたSuicaのペンギンですが、この『ペンギンゴコロ』に登場するペンギンがモデルとなっています。
さかざきさんのホームページには「わたしのココロはペンギンの形をしている。ペンギンなのでもちろん白と黒にぬりわけられている。後ろ向きになりがちな心や、迷子になりそうな心をはげましてくれる、ココロで読む絵本。」という紹介文が。
筆者はこの本が出版された版元に編集者として勤務していたため、1998年の刊行から版を重ね、在籍中何度も増刷がかかったことを思い出します。
30年近く長く読まれる、まさにロングセラーの絵本です。
2.1 『ペンギンゴコロ』『ペンギンスタイル』『ペンギンジャンプ』
Suicaのペンギンのモデルとなったペンギン、この『ペンギンゴコロ』が1998年に刊行されたのを皮切りに、翌1999年には『ペンギンスタイル』、さらに翌々年2000年には『ペンギンジャンプ』と、シリーズで刊行されました。
社内ではそれぞれ「ゴコロ」「スタイル」「ジャンプ」という愛称でよばれていました。今年2026年にも増刷がかかったということで、30年近く愛されるシリーズになっています。本当にうれしいです。
いかがでしたでしょうか。
来年から活躍するSuica新キャラクターの投票情報と、新しい場所へ旅立つSuicaキャラクター、その原点の話も踏まえてご紹介しました。
3. 運賃や定期券の値段はどのように決定しているのか。
キャラクターで話題になったSuicaですが、そのSuicaを使って乗車するのが電車や新幹線。
「運賃や定期券の値段はどうやって決まっているんだろう?」「値上げにはどんなルールがあるの?」と気になったことはありませんか?
日本の鉄道料金は、「総括原価方式」で必要コストを計算し、「上限認可制」という仕組みを使って国が認可した上限額の範囲内で運賃を決めています。
鉄道の運賃・料金は鉄道会社が自由に決められるわけではなく、「鉄道事業法」という法律に基づき、国(国土交通省)の厳格なルールのもとで管理されています。
具体的なルールは、「【鉄道運賃の仕組み】鉄道運賃・料金はどのように決まっているのか 」にて解説しています。
参考資料
- JR東日本「Suica新キャラクターデザイン投票」
- 文溪堂「ペンギンゴコロ」
- 文溪堂「ペンギンスタイル」
- 文溪堂「ペンギンジャンプ」
- 文溪堂「ねずみのルルとおかしのくに」
- さかざきちはるホームページ「ぺンギンゴコロ」
- 国土交通省 鉄道運賃・料金制度について(国土交通省鉄道局)
長島 迪子