キャッシュレス決済の普及により、スマートフォンやクレジットカードでお買い物をサクッと済ませる方が格段に増えました。
スーパーのレジや自動販売機などで小銭を使う機会がめっきり減った、という方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、いざという時の備えや、ちょっとしたお支払いのために、お財布に少額の硬貨を入れておくとやはり安心ですよね。
私たちが毎日何気なく目にし、使っているそんな硬貨ですが、実はその「作られる背景」には、大人でも驚くような意外な秘密が隠されているのです。
今回は、LIMOの公式Instagramで投稿した「1円玉の製造コスト」について、クイズ形式で分かりやすく解説します。将来に向けて、正しい知識を身につけておきましょう。
1. 【お金クイズ】1円玉を1枚作るコスト、1円より高い?安い?
【1円玉の製造コストに関するクイズ】1/2
出所:LIMO公式Instagram
LIMO公式Instagramで出題されたクイズを見てみましょう。
お姉さんと、子豚のキャラクターが会話しています。
- お姉さん「お金クイズ!第1問!1円玉を1枚作るコストは、1円より高い?安い? A:高い(赤字)、B:安い(黒字)」
- 子豚「そりゃあ『B:安い』でしょ!作って損するわけないブヒ!」
さて、皆さんはどちらだと思いますか?
正解は……「A:高い(赤字)」です!なんと、1円玉を1枚作るのに「約3円」ものコストがかかっていると言われています。
これには子豚のキャラクターも「ええっ!?さ…3円!?」と驚きを隠せません。
2. なぜ1円玉は「作れば作るほど赤字」なのか?
【1円玉の主な材料「アルミニウム」】2/2
出所:LIMO公式Instagram
では、なぜ額面以上のコストがかかってしまうのでしょうか。
その最大の理由は、1円玉の材料である「アルミニウム」の価格高騰です。
近年、資源価格の上昇や為替の影響などにより、アルミニウムの調達コストが上がっています。それに加えて、製造するための人件費や機械の稼働費などもかかります。
実は、造幣局は硬貨1枚あたりの具体的な製造コストを公表していません。しかし、国会に提出された質問主意書の中でも「製造コストは約3円と言われている」と取り上げられるなど、額面以上のコストがかかっていることは周知の事実となっているのです。
ここで、参考として他の日本の硬貨の主な素材についても確認しておきましょう。
- 1円玉:アルミニウム
- 5円玉:黄銅(銅と亜鉛の合金)
- 10円玉:青銅(銅、亜鉛、スズの合金)
- 50円玉・100円玉:白銅(銅とニッケルの合金)
- 500円玉:ニッケル黄銅、白銅、銅(バイカラー・クラッド貨幣)
硬貨の種類によって様々な金属が使われており、それぞれの金属価格の変動が製造コストに大きく影響を与えます。
3. 1円玉から「お金の大切さ」を学ぼう
1円玉を作るのに約3円かかっているという事実は、大人でも驚く方が多いのではないでしょうか。
お子さんがいるご家庭では、「1円玉を作るのに3円もかかるんだって!だから、1円も大切に使おうね」と伝えてみてください。
身近なお金に興味を持つきっかけになり、金銭感覚やモノを大切にする心を育む良い機会になるはずです。
お金の価値は額面だけでなく、それを作る過程にも隠されています。
少額であっても、お金は大切に扱いたいですね。
参考資料
太田 彩子