高校受験の模試で有名なのは、V模擬(ぶいもぎ)やW模擬(だぶるもぎ)です。どちらも塾経由だと1回4,400円で、ネットからの一般申し込みは4,600円です、まとめて申し込むと300円引きになります。

費用として、3万円くらい見込んでおくといいでしょう。トータルで、4~6回くらい受けます。内訳は、6月初旬が第1回目、夏休み前後が2,3回目(夏休みの勉強でどれくらい力が付いたか?を見ます)、10・11・12月そして1月とほぼ毎月受ける感じになります。なるべく自宅から近くの会場で受けますが、これまた交通費が掛かります。

また、模試は都立の5教科を受けても午前中で終わるので、友達と行ったらその帰り道に「ご飯食べておいで」とごはん代も渡すこともあります。そういうお楽しみがあると、受験勉強にメリハリがつきます。これも、必要経費かもしれませんね。

兄弟がいるうちは、一番上の子の時に何にいくら掛かったか?を記録すべし

これから受験を迎えるご家庭は「え?そんな費用もかかるの?」と戦々恐々としてしまいますよね。受験を経験したご家庭なら「細かい出費がけっこうボディーブローのように効いてきて、気が付いたら家計が大赤字・・」という経験をされたことがある人も少なくないのでは?

あれだけ教育ローンの広告があるのが、なるほど納得と頷けるようになります。もちろん我が家も、家計が大赤字でした。我が家の長女の受験の時にどうやって資金調達したかというと、塩漬けになっていた株や投資信託を売却したり、冠婚葬祭用の積立から用立てたりしました。ビールをやめて発泡酒にするなど、家計も相当締めました。メルカリでいろいろなものを売ったりもしました。でも、受験に関しての費用は未来永劫掛かるお金ではなく、スポットで掛かるお金です。そこは親も知恵もお金も絞り出して、負債を減らすことに尽力したいところです。

そして、下の子がいるご家庭は、何にどれくらいお金が掛ったか?を記録しておくことをオススメします。すると受験にあたっての出費の概算が分かり、下の子の時のお金の対策が取れます。ネットでも受験に関しての出費の記事はありますが、ケースバイケース、それぞれの子供とウチの事情によって違ってきます。親も学習機能を働かせて、タダでなくても不安定な受験期に少しでもお金と心の平安が訪れるようにしたいですね(笑)。

「腹が減っては戦はできぬ」ではありませんが、「お金がなくては塾に行けぬ」です。ちなみに、これに加えて受験料も掛かってきます。都立は2,200円、私立は1校当たり2~3万円程度なので、複数高受けるとそれなりの出費になりまので、お忘れなく&お覚悟を。