高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そして公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが2025年に行った「中高生の教育費負担実態調査」の内容についても一部ご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から、「2026年4月締め切り」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要・2026年4月締め切りの奨学金】一般財団法人コパ奨学財団 「一般財団法人コパ奨学財団奨学金(2026年度)」
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一般財団法人コパ奨学財団は、学業優秀かつ品行方正な学生に対し奨学金給付による経済的な支援を行い、もって社会に貢献する人材の育成に寄与することを目的としています。
1.1 【返済不要・2026年4月締め切りの奨学金】一般財団法人コパ奨学財団 「一般財団法人コパ奨学財団奨学金(2026年度)」
【対象の課程】大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】
一次選考Web登録:2026年3月4日(水)午前10時~4月8日(水)24時まで
二次選考書類:2026年4月10日(金)~4月24日(金)締切当日消印有効
【支給人数】10名程度
【支給金額/人】240万円(月額5万円)
【支給期間】4年間(最短修業年限)
【成績制限】ー
【所得制限】ー
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】不可
- 貸与型奨学金:併用可
- 給付型奨学金:併用不可(ただし海外留学支援の奨学金は併用可)
- 国の修学支援制度による授業料減免 :併用可
- 大学独自の制度のうち現金が給付されるのではなく、大学に納付する授業料が実際に減額または免除される制度:併用可
【専攻分野】専攻分野の限定なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】以下のいずれの各項にも該当する者
- 本年4月に日本の大学に入学する親元を離れて一人暮らしをする者(4年制の学部・学科生に限る。ただし通信教育課程及び夜間学部生、並びに留学生を除く。)
- 本年4月1日現在、20歳以下である者
- 経済的な支援を必要とする者
【募集団体】一般財団法人コパ奨学財団
【奨学金概要】一般財団法人コパ奨学財団 奨学金概要
2. 【返済不要・2026年4月締め切りの奨学金】公益財団法人似鳥国際奨学財団 「給付型奨学金【高校生】(2026年度)」
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公益財団法人似鳥国際奨学財団は、ニトリの創業者である似鳥昭雄氏の寄付により設立され、世界の人々の平和と文化の創造を目指す教育の機会均等を理念としています。国内外の経済的に困窮している学力優秀な学生・留学生に奨学金を給付・支援し、将来の国際的な人材育成と世界各国との友好親善へ寄与しています。
2.1 【返済不要・2026年4月締め切りの奨学金】公益財団法人似鳥国際奨学財団 「給付型奨学金【高校生】(2026年度)」
【対象の課程】高等学校,高等専門学校
【応募者の地域条件】地域の制限なし,広島県
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2026年1月20日(火) ~ 2026年4月20日(月)まで
【支給人数】280名程度(新規採用・継続採用合わせて)
【支給金額/人】54万円(月額4.5万円)
【支給期間】2026年4月~2027年3月
【成績制限】なし
【所得制限】なし
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】専攻分野の制限なし
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】2026年4月時点で以下の①~④のすべての項目を満たす者
①家庭状況:ひとり親家庭(父子家庭、母子家庭など)
②対象者:日本国内の高等学校・中等教育学校・中高一貫校・高等専門学校に在籍する日本国籍の方、または在留資格が『永住者』『定住者』の方
③在籍課程:【高校生】高等学校の全日制課程(3年制)、または高等学校に相当する課程※中等教育学校の後期課程(高等学校相当・全日制・3年制)※中高一貫校の高等部(高等学校相当・全日制・3年制)【高専生】高等専門学校の本科(5年制)
④年齢: 18歳以下、または高等専門学校5~6年生(本科)の20歳以下
【募集団体】公益財団法人似鳥国際奨学財団
【奨学金概要】2026年度 奨学生(高校生) 募集要項
いかがでしたでしょうか。
「2026年4月締め切り」の返済不要の奨学金をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【中高生の教育費負担実態調査】卒業・新入学、入学後に就学のためにかかった費用は高校1年生の「制服」で8万621円
奨学金は、大学生や大学院生、大学進学予定の学生に給付される場合が多くあります。
しかし、中学校や高校の入学や、入学前後にも多くに費用がかかります。
子ども支援の国際NGOである公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(以下セーブ・ザ・チルドレン)は、経済的や生活上の困難がある世帯を対象に、中学・高校の入学に関わる費用の一部を支給する「子ども給付金 ~新入学サポート 2025~」を実施しました。
本給付金の利用世帯に対し、中学・高校の卒業・入学にかかった具体的な費用や、政府への要望に関するアンケート結果をまとめた報告書を、2025年10月末に発表しています。
アンケートは2025年8月に実施。本調査では、卒業・入学にかかる費用が前年より高額化傾向にあり、授業料以外に家計を圧迫する私費負担の実態が見えてきました。
なお、本調査は、経済的に困難な状況にある全国46都道府県の保護者(大半がひとり親世帯・女性)436人と、中高生148人から有効回答を得ています。
「卒業・新入学(入学式まで)にかかった費用」についてのアンケート結果では、高校1年生の「制服」にかかった費用の平均額が8万621円です。
また調査した「制服代」「卒業アルバム代」「教科書・教材費」 「パソコン・タブレット代」全項目において、2024年度の調査より金額が上昇しており、特に制服代は中1、高 1 どちらも約1万円増加していました。
また、「卒業・新入学時に必要な支援」についてのアンケートでは、保護者の67.7%、中高生の73%が「制服・運動着などを安く買えるようにすること」と回答しています。
ほかには「学校に必要な教科書や副教材は学校が用意すること」「学校指定品をなくして、安い商品を選べるようにすること」も半数以上が選択する結果となりました。
奨学金制度は、大学生を主な対象としている場合が多いですが、経済的な困難を抱える家庭にとって、中学生や高校生の制服代や学用品費といった教育費の負担も無視できない大きな問題となっています。
参考資料
長島 迪子