2026年に入り、「今年は資産運用にチャレンジしたい」と考えている方もいるかもしれません。「老後資金のためにNISAを活用する」というケースも珍しくありませんが、2000万円を貯めるためには毎月どれくらいの積立金額が必要なのでしょうか。

ここでは、65歳までに老後資金2000万円を貯めるのに必要な積立金額を年齢別にシミュレーションします。利回り別にも紹介しますので、資産運用を始める際の参考にしてみてください。

1. 「老後資金2000万円」65歳までに必要な積立額はいくら?4パターンで試算

一般的に夫婦2人で老後を送る場合、必要な資金は2000万円といわれています。仮に65歳までにこの2000万円を用意する場合、毎月どれくらい積み立てればよいのでしょうか。

22歳、30歳、40歳、50歳の年齢別にシミュレーションしていきましょう。

1.1 ①22歳スタート:運用期間43年、少額でも積立しやすい

大学を卒業して社会人となる22歳のタイミングで積立を始める場合、65歳まで43年間の運用期間を確保できます。

43年間の積立投資シミュレーション1/4

43年間の積立投資シミュレーション

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

2000万円を貯めるときに必要な積立額は、運用利回り別に下記のとおりです。

<毎月の積立額>

  • 利回り1%:3万1071円
  • 利回り3%:1万9234円
  • 利回り5%:1万1397円

1.2 ②30歳スタート:35年運用で現実的な積立額に

30歳前後になると、昇進などで少し収支に余裕が出てくることもあります。また、結婚や子どもの誕生などでライフステージが変化し、「将来のためにお金を貯めたい」と考え始めた方もいるかもしれません。

35年間の積立投資シミュレーション2/4

35年間の積立投資シミュレーション

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

30歳から積立を始めた場合、65歳までに35年間の運用期間があります。

2000万円を貯めるときに必要な積立額は、運用利回り別に下記のとおりです。

<毎月の積立額>

  • 利回り1%:3万9824円
  • 利回り3%:2万7194円
  • 利回り5%:1万8044円

1.3 ③40歳スタート:25年で備える、老後資金準備の分岐点

40代は22歳から65歳までの折り返し地点となり、本格的に老後について考え始めるタイミングです。40歳から積立を始める場合、65歳までに25年の運用期間があります。

25年間の積立投資シミュレーション3/4

25年間の積立投資シミュレーション

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

2000万円を貯めるときに必要な積立額は、運用利回り別に下記のとおりです。

<毎月の積立額>

  • 利回り1%:5万8743円
  • 利回り3%:4万5097円
  • 利回り5%:3万4146円

1.4 ④50歳スタート:15年で備える場合の積立額は?

50代では子供の教育費がひと段落し、ようやくここから自分の老後資金を貯め始めるという方も少なくありません。50歳から積立を始める場合、65歳まで15年の運用期間があります。

15年間の積立投資シミュレーション4/4

15年間の積立投資シミュレーション

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

2000万円を貯めるときに必要な積立額は、運用利回り別に下記のとおりです。

<毎月の積立額>

  • 利回り1%:10万3069円
  • 利回り3%:8万8402円
  • 利回り5%:7万5522円

2. いきなりまとまった金額からスタートしてなくてもOK

いきなりまとまった金額から資産運用を始める必要はありません。NISAを検討する際は、金融機関選びの前に、まず自分の家計を見直し「毎月いくらなら無理なく積み立てられるか」を考えることが大切です。

資産運用で重要なのは金額の大きさではなく、長く続けることにあります。無理な積立は生活や気持ちの負担につながり、途中で続かなくなる原因にもなりかねません。

年齢別シミュレーションからも、早く始めるほど毎月の負担を抑えやすいことが分かります。まずは少額から一歩を踏み出し、余裕が出てきた段階で積立額を見直していくとよいでしょう。

参考資料