「規制産業」とは、インフラ(電気・ガス・水道)や金融、通信、医療といった、事業を始めるのに免許が必要、もしくは行政の監督が厳しい業種のことです。このような「規制産業」は年収が高い傾向にあり、年収1000万円を目指すことも夢ではありません。

国税庁の「平成29年分 民間給与実態統計調査」(2017年)では、1年を通じて勤務した給与所得者4945万人に対し、年間給与額が1000万円以上だったのは222万人という結果でした。

その人たちの割合を産業別に見ると、1位が電気・ガス・熱供給・水道業の4万人(19%)、2位が金融業・保険業の20万人(14%)、3位が情報通信業の18万人(10%)となっており、これらはすべて規制産業であることが分かります。

ただし、規制産業は年功序列であるケースが多いため、年収が上がるにはそれなりの年齢を重ねる必要があります。規制産業に転職を考える際は、その点もしっかり踏まえておきましょう。

まとめ

せっかく高い年収を得られるほどの実力をもっているのに、年収の限界値が低い企業で働いているのはもったいないと感じる方もいるのでは。年収アップを見込んで転職をすれば、今より多くの年収を得るチャンスがあります。転職の際は、「年功序列型の企業で時間をかけて年収を上げたい」「成果主義の企業で若いうちから高収入を目指したい」など、自分の考えに合った企業を選んでくださいね。

LIMO編集部