ワイドパンツに挑戦してみたいけど、ただシルエットが太いだけでは野暮ったくなりかねません。手に入れるなら、上質な素材を使っていたり、信頼できるブランドだったりと、安心できる一本を見つけたい。そんな時は、服のことを熟知しているプロの意見を聞いてみましょう。オススメしてもらった、“ハズレなし”の4本がこちらです。
ユニーク&快適な生地感の虜です
最初から柄や色で攻めるのはちょっと抵抗がある、という方は『nest Robe CONFECT』が手がけるパンツを。コットンと和紙を混紡した生地をムラ感のある墨で染め上げた、ほかにない風合いを持つ逸品です。
動きのある生地は緩くテーパードのかかった極太のシルエットと相まって、リラックス感のある佇まいを演出。和紙ならではの軽さと通気性の良さも兼ね備えているので、ジメジメするこれからの時期にはもってこいです。
リラックスとドレスが同居
熊本のセレクトショップ ORANGECOUNTYのスタッフも「メンズアパレル業界でその存在を知らない者はいないのではないか」と絶賛するのがこちらのイージーパンツ。夏らしいさらりとした質感のトロピカル素材を使用し、適度な太さに仕上げられています。
デザイン自体は一見シンプルながら、随所にプリーツやダーツがあしらわれることで、脚を通せば納得の美シルエット。リラックス感とドレッシーさが絶妙なバランスで両立されていて、こなれた大人のメンズにこそさらっと着こなしてほしい一本です。
上品をドカンと楽しむ
コスパという部分でぜひともチェックしておきたいのが、大手ブランドの生産を担う工場が手がけるブランド。代々木上原 LILYの店主である加藤さんがおすすめしてくれたのが、ポルトガル発『CESTERS』のワイドパンツです。
高級感のあるサマーウール生地にストライプをあしらったドレッシーな仕上がりが特徴。ドカンとしたワイドシルエットは、その上品な雰囲気を助長します。トップスに無地のシャツやプレーンなスウェットを選ぶことが多い方は、こんなパンツで脱マンネリを。
ビジカジOKなワイドスラックス
ビジカジにも使えるベーシックな一本をお探しなら、『ADAM ET ROPE' HOMME』のこちらを。フランスの大手ファブリックメーカー、CARREMAN社の生地を用いた、通年で穿けるワイドスラックスです。
やや細身に仕立てられているので、今まで紹介した3本よりもカジュアルな印象はやや薄め。同素材のジャケットも展開されているので、セットアップでも着用可能です。「春夏に向けて、新しい仕事着を買おうかな」なんて考えている方はぜひどうぞ。
あとがき
自分に合った素材やデザインを考慮することで、年齢を理由に諦めた“あの”アイテムも挑戦できるかも。もし自分一人では難しい、という場合は、ぜひショップスタッフに相談しながら買い物してみてくださいね。
FACY