便利な家電製品が普及した現在、妻の労力は昔に比べてずいぶんと減った…とは限らないようです。育児だけでなく、家事や仕事にも汗を流している妻たち。なかでも目立つ苦労は、多くの妻を悩ます嫁姑問題でしょう。そこで今回は、現代の妻の実情に迫ってみました。

現代の妻が抱える苦労とは

亭主関白な家庭が多かった昔に比べ、最近では夫婦間の関係がフラットに近づいてきています。ところが、その影響で育児・家事・仕事を女性が一気に担うケースが増えており、負担は徐々に大きくなっているようです。

たとえば、「ワンオペ育児を余儀なくされ、自分の体調に関わらず育児をしなければならない」「進学や園選びにおける情報収集や事務作業が増えた」「仕事と育児の両立に体力の限界を感じる」など。便利な育児グッズや家電製品が増えたとはいえ、外から見えない苦労はなかなか減らないようです。

嫁ハラに悩む女性も

結婚をすると、義両親との付き合いが始まります。夫にとっては実の親でも、妻からしてみれば赤の他人。世代による価値観の差のせいか、「嫁ハラスメント」を受ける人もいるようです。

一体どんな状況なのでしょうか。3人のお子さんを育てている女性は、以下のような嫁ハラを受けたそうです。

・仕事と育児の両立が大変で、つい家事の手を抜くこともありました。そんなとき、義両親から「もっと家事をちゃんとやって」と言われます。頑張って自炊をしているのに、「粗末な食事をしているんじゃないの」と告げられることも…。

・「子どもを預けるのは3歳から」と言う一方、「妻も働いて夫を助けるべき」と言ってきます。それに加えて、「仕事はほどほどにして、家のことをしっかり行なって」と発言することもありました。内容が矛盾だらけで、どうすればいいのか分からなくなります。

・お酒の勢いなのか、義父から「孫はかわいいけど、妻はかわいくない」と大声で叫ばれたことがあります。そのほか、「おもちゃが多すぎる」「家の中は常に綺麗に」といった小さな子がいる家庭では無理な要求までしてきます。

どの内容も、妻にとってはプレッシャーに感じるものばかりです。「今と昔では男女の在り方や家族の形に対する考えが違う」ということを、義両親にも分かってほしいところですね。

帰省のたびにブルーになるのはなぜ?