モンペ、モンペと騒がれている昨今ですが、子どもの担任の対応にモヤモヤした、担任に不信感を抱いている…という方も多いもの。

これって担任にクレーム入れていいのかどうか…という小さな「イラッ」が蓄積されている、でも、ひとつひとつは些細なことだから、クレーマー扱いされてもなぁ…なんて悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、子どもの担任にモヤモヤした、というママたちの経験談をご紹介します。

子どもに対してその言い方…?

まずご紹介するのは小学1年生の女の子の母Hさん(32歳)。彼女のクラスの担任は、50代の女性の先生。一風変わってはいるけれど、個性的で上級生のお母さん方からは「おもしろい先生よ」と人気の高い先生だったので、Hさんは内心「アタリの先生でよかった」と思っていたのだとか。しかし、周囲の評判に反して、Hさんの娘は「先生が怖い」「先生に何も言えない」とHさんに訴えていたそうです。

娘の言葉に不安になって、再度周りのママ友さんに相談してみたのですが、「最初だけよ!きっとすぐ好きになるよ」と返されたので、Hさんは、「娘が慣れるまで待とう」と思いました。

しかし、1学期の終わりごろ、Hさんの娘が体操ズボンで帰宅。Hさんの顔を見るなりしくしく泣き出したのだとか。

話を聞いてみるとこういうことでした。休憩時間にトイレに行きそびれたHさんの娘。授業中に我慢できなくなり、担任に訴えようと「先生、あの…」と切り出します。しかしそのとき運悪く、先生は授業態度の悪い男子生徒を叱っている真っ最中。勇気を出して「トイレに行きたいんです」という彼女に、「知りません!」と言い放ったのです。

結局トイレに行っていいのかいけないのか途方にくれたHさんの娘はお漏らしをしてしまいました。するとその担任はひとこと、「あ~あ、恥ずかしい」。

さすがにそれは…と思ったHさん、ママ友さんに話すと「あ~あの先生なら言いそう!」と笑いだしたのだそうです。「これって、親がクレームいれるほどのことでもないの?」とモヤモヤしたまま、その話は胸にしまっている…とHさんは表情を曇らせました。

子どもが傷ついたのかどうか

Hさんの話はほんの一例。他にも担任にモヤモヤしたエピソードをお持ちの方はたくさんいるようです。

「娘が特定の子から無視をされるように。担任に相談すると『もちろんした方が悪いが、された方にも問題がある』と言われた」(小学4年生の女の子の母)

「隣の席の男子に『死ね』とか『学校に来るな』と言われていた娘。担任に席がえをお願いしても、『あの子はもうすぐ転校するから』といって取り合ってくれず。三ヶ月もそのままに」(小学5年生の女の子の母)

「間違えて上級生が掃除で使うホウキを持ちだしたらしい我が子。担任が一緒に返しに行こう、と言ってくれたらしいけど…。担任は上級生に向かって開口一番『ごめんね、この子、バカだから』と言い放ったらしい」(小学2年生の男の子の母)

「担任が一部の頭のイイ子だけニックネームで呼ぶのがイヤだ、と息子」(小学6年生の男の子の母)

聞いてみると出てくるわ出てくるわ、あきれたエピソードの数々。中にはクレームを付けるべきでは…?というものも多々ありました。

どのお母さんも「最近モンペがどうとかうるさいから、私が学校にクレームを言うことでモンペ認定されて、ますます子どもの居場所がなくなるのでは…」という心配をされています。

では、このまま黙って時が過ぎ去り、担任が変わるまで待つのが得策でしょうか?

そんなことはないはずです。

要は、子どもが傷ついたかどうか。どれだけこちらが些細なことだ…と思っても、子どもが傷ついているのであれば、それは担任にしっかりと伝えるべきではないでしょうか。

悲しいことがあった、理不尽なことがあった、と親に訴えても、親は何もしてくれない…となると、子どもは自分には味方がいないように感じ、親子の仲に亀裂が入ることもあります。

感情的にならずに