長い夫婦生活、ある程度の妥協も必要だ、と経験から悟った人も多いのではないでしょうか。夫や妻に期待するばかりでは、自分も相手もしんどくなる。たまには「ま、いっか」ときらめることも大切。「ま、いっか」と思うことでふっと心が軽くなることだってあるんです。

さて、あなたは夫や妻の何にたいして「ま、いっか」と思っていますか?

あなたがあきらめていることは何?

まずは、20~50代の既婚者に、パートナーに対して「これはもう仕方ないな…」とあきらめていることは何か、聞いてみました。すると、人それぞれ、さまざまな「ま、いっか」があり、とても面白い結果になったのでご紹介しましょう。

「自他共に認めるロマンティストだった私。結婚したら毎朝目覚めのキス、毎年記念日には旦那様に花束をプレゼントしてもらって素敵なレストランで食事して…なんて思い描いていました。でも、結婚した相手は無口な恥ずかしがり屋、記念日なんて無頓着。キスなんてもってのほか!というタイプ。私の夢見ていた結婚生活は文字通り、夢のまま終わりました。ぶっきらぼうで無愛想な主人だけど、自分が選んだ相手だから仕方ないな、とあきらめてます。でも、幸せですよ」(52歳/女性/専業主婦)

「結婚したら朝は嫁さんの愛妻弁当で…なんて思ってたけど、共働きの家内に弁当まで頼むのは酷だな、とあきらめてます。その分働いて家のこともしてもらってるから感謝してますよ」(29歳/男性/会社員)

「福山雅治みたいな人と結婚したかったけど…現実はそうはいきませんね(笑)」(38歳/パート/女性)

「片付けが苦手な妻に、家の掃除をキチンと、なんて期待してません。俺がやった方がキレイ。自分でやりだしたら、『俺って掃除嫌いじゃないんだな』って気付きましたよ」(48歳/男性/メーカー勤務)

「私が専業主婦でノホホンと暮らせるほどの稼ぎは期待してません。だから私もバリバリ稼ぎます。その方が好きなものを気兼ねなく買えてストレスが溜まらない!」(36歳/女性/飲料メーカー勤務)

「何にも期待してません。そしたらちょっとしたことがすご~く感謝できます」(58歳/専業主婦/女性)

「期待もないし、あきらめもないですよ。ドライなわけではなく、いつでも穏やかでフラットな気持ちでいます。これが信頼関係と言うのかな、と感じています」(32歳/男性/広告代理店勤務)

「期待」の意味を履き違えないで

パートナーに何かを「期待」しても、たいてい失望に終わってしまう。そんなあなたはもしかしたら「相手に期待している」のではなく、「相手に求め過ぎている」のかもしれません。