「8年間授乳中です」…断乳しないのは恥ずかしいこと?

寝る前のみ長男に授乳する中、次男を妊娠。産婦人科では「妊娠後期までには断乳を考えてほしい。昔はあげてた人もいるにはいます。こればっかりは個人差が大きいのです」といった話がありました。ちなみに妊娠中の授乳は、医師によって意見が分かれますが、基本的には断乳を勧められます。筆者は転勤族で3人とも違う産婦人科で出産しており、それぞれ意見も異なりました。

筆者の場合、お腹の痛みや出血、早産の恐れもなく、寝る前のみの授乳を続けました。しかし臨月に入ったその日に、長男から「もう飲まない」と言われ、卒乳となりました。正確には、3週間授乳していない期間があります。

一方で長女を出産するときには、当時2歳だった次男は39週で破水するその日まで授乳していました。出産の入院中のみせず、退院後も赤ちゃん優先の授乳になり、次男は寝る前のみ授乳するタンデム授乳となりました。

WHOとユニセフでは2歳以上の授乳を推奨

長く授乳していると、周りからは様々なことを言われます。祖父母世代からは、「恥ずかしいでしょう」「もうやめた方がいいんじゃないの」「栄養もないんだから」などよく言われるものです。

そうなると気になるので調べたところ、WHOとユニセフでは2歳以上の授乳を勧めています(「ユニセフとWHO 母乳育児を呼びかける」)。1歳での断乳の必然性は、実はないのです。自分なりに心が決まれば、振り回される必要はないと思い、気にしないようにしています。

2人目の1歳半健診では、「授乳中」に丸を付けたところ断乳を勧められました。WHOとユニセフの意見は、まだ知られていないようだと認識しました。3人目の1歳半健診でも断乳を勧められそうになりましたが、「3人目ならお母さんももう分かっていて、自分なりにされているんですもんね」と流されました。

現代では家族や仕事にも様々なスタイルがありますが、授乳も様々な選択があっていいのではないでしょうか。ミルクでも、すぐの断乳でもいいですし、同じように長期の授乳でも「恥ずかしい」「栄養がない」と言われることなく受け入れられるようになり、「まだ授乳したい」と望むママが、臆することなく授乳を続けられるようになれば、と思います。

宮野 茉莉子

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
宮野 茉莉子

東京女子大学哲学科を卒業後、野村證券を経て2011年よりライターへ。
主な執筆分野は育児、教育、ライフハック、女性の社会問題、哲学など。
子どもから大人まで「自分の頭で考える」哲学の面白みを伝えるべく執筆中。禅好きの3児の母。