【老齢年金の一覧表】60歳~90歳以上の「厚生年金&国民年金」月額は平均でいくら?6月支給から増額予定
厚生年金の平均受給額は14万3973円。では国民年金はいくら?
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何かと不安要素の多い老後のこと。いつまで働けるのか、年金はいくらもらえるのか、老後資金はいくら必要なのか…よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
老後資金を準備するためには、まず第一歩として年金受給額を知ることが大切です。
年金額は個人差が大きいため、本来は「自分自身の年金見込額」を知ることが重要になりますが、ねんきんネットへのアクセスやどこかにしまい込んだねんきん定期便を探すのは、少し手間がかかるものです。
そこで今回は、年金の平均額を1歳刻みで紹介することにより、年金への関心を高める第一歩にしていただければと思います。
6月支給の年金から2.7%の増額も決まっているので、「本当に年金制度は不安定なのか」についても見ていきましょう。
1. 「国民年金と厚生年金」の仕組みとは?2階建て構造を図でわかりやすく解説
まずは日本の公的年金の仕組みを確認しましょう。公的年金である厚生年金と国民年金は、図の通り2階建て構造となっています。
1.1 国民年金(1階部分:基礎年金)
- 原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある
- 保険料は一律
- 納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる
1.2 厚生年金(2階部分)
- 公務員やサラリーマンなどが加入する
- 収入に応じた保険料を支払う(上限あり)
- 加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる
このように、現役時代の働き方によって加入する年金が異なります。厚生年金に加入していたかどうかにより、将来受給する年金も大きく異なるということです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)