【新NISAで積立投資】「月5万円を年率3％」で20年間運用したら資産はどうなる？シミュレーション Z世代で投資している人の約4割が「毎月5万円以上」を投資

2. 【新NISAで積立投資】「月5万円・20年間」を年率3％で運用できた場合をシミュレーション

では、新NISAのつみたて投資枠で「月5万円・20年間」で運用した場合、年率ごとにどれくらいのパフォーマンスが出るのかを確認しましょう。

今回は利回り（年率）3％で運用できたと仮定して試算します。

月5万円・20年間・年率3％で資産運用した場合のシミュレーション

上記を見ると、20年間で約1641万円となり、そのうち約441万円は利益でした。預貯金のみで貯めた場合と比べると、利益の影響の大きさを感じますね。

ちなみに通常は利益に対して約2割が課税されます。その点NISAは利益が非課税となるところも、大きなメリットといえそうです。

次に利回り（年率）5％で運用できた場合を見ていきましょう。

月5万円・20年間・年率5％で資産運用した場合のシミュレーション

5％では利益部分だけで約855万円にもなり、総額は2000万円を超えました。

近年話題となっている「老後2000万円問題」もクリアできる水準になります。

NISAによる運用はスタート時点で利回りが確定するわけではなく、目標年数の時点でマイナスになっていることもあります。

しかし、長期投資やつみたて投資でリスクを分散することで、安定的な運用を目指すことができます。

ぜひ時間を味方につけて、長期的な投資を検討してみてください。

これまで、資産運用に関する意識調査の結果から、実際のシミュレーション結果を確認してきました。

NISA制度での運用は元本割れのリスクが伴いますが、分散投資や長期投資をすることでリスクを低減させることができます。

また、積立投資は長期にわたり定期的に投資することが大切です。

どのファンドに投資するのか、どのようなポートフォリオを組むのかについては、ご自身でしっかりと比較検討のうえ、納得できる投資対象を選ぶようにしましょう。

今回のシミュレーション結果を参考に、今後の資産形成の参考にしてみてくださいね。

中本智恵