2. 老後の年金収入「国民年金&厚生年金」の平均受給額は月額いくら?

老後に向けての貯蓄が必須といわれていますが、国民年金や厚生年金はいったいどのくらい受け取れるのか。

いまのシニア世代の年金事情を確認してみましょう。

国民年金・厚生年金の平均受給額(月額)

国民年金・厚生年金の平均受給額(月額)

出所:厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

◆国民年金の平均月額◆

  • 全体:5万6316円
  • 男性:5万8798円
  • 女性:5万4426円

◆厚生年金の平均月額◆※国民年金(基礎年金)を含む

  • 全体:14万3973円
  • 男性:16万3875円
  • 女性:10万4878円

上記のとおり、国民年金と厚生年金では受給額が大きく異なります。

厚生年金においては、現役時代の年金加入期間と年収が年金額に大きく影響するため、平均を大きく上回る場合も、大きく下回る場合もあります。

現時点の年金加入記録に基づく年金見込額は「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で確認できますので、一度チェックしてみると良いでしょう。

3. 2024年は計画的に貯蓄しよう

これまで40歳代・ひとり世帯の「貯蓄ゼロ」の割合と平均・中央値を確認してきました。

確実に貯蓄を貯めていくには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。

先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。
2024年は新NISAスタートの年。

新NISA

新NISA

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

貯蓄の一部に、新NISA制度を利用して積立投資をはじめるのも選択肢の一つとなるでしょう。

資産運用となればリスクがあるので、事前の情報収集や勉強が重要となります。

これを機に、2024年のご家庭に合った貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

和田 直子