2. 【50歳代・ひとり世帯】手取り収入からの貯蓄割合は何パーセントか

では、みなさん収入から何パーセント貯蓄しているのでしょうか。

同資料より、年間手取り収入(臨時収入含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯のみ)を確認します。

2.1 年間手取り収入からの貯蓄割合

  • 平均:13.0%
  • 5%未満:7.7%
  • 5〜10%未満:10.9%
  • 10〜15%未満:15.4%
  • 15〜20%未満:1.8%
  • 20〜25%未満:7.2%
  • 25〜30%未満:0.5%
  • 30〜35%未満:5.0%
  • 35%以上:12.7%
  • 貯蓄しなかった:38.9%

50歳代ひとり世帯。年間手取り収入からの貯蓄割合で最も多かったのは「貯蓄しなかった」の38.9%です。

貯蓄ゼロの世帯が約4割だったことからも納得の結果となりました。

平均は13.0%。「貯蓄しなかった」に次いで多かったのが「10~15%未満」で15.4%でした。

収入や支出、そしてそのバランスは人それぞれ異なりますが、現時点で貯蓄ができていない場合は同世代の平均である13%を目標にしてみるの良いかもしれません。

3. 老後に向けた計画的な資産形成を

これまで50歳代・ひとり以上世帯の「貯蓄3000万円以上の割合」と手取りからの貯蓄割合を確認してきました。

貯蓄できている人もあれば、貯蓄ができなかったという人もいましたね。

家庭環境や社会情勢の変化により貯蓄できない場合もありますが、継続的に貯蓄を続けるためには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。

先取り貯金であれば、基本的に一度申し込みをすれば毎月一定額を貯蓄できるので、きちんとお金を貯めることができるでしょう。

また、先取り貯金は預貯金だけでなく、リスクはありますが投資信託などの積み立てといった運用もあります。

これを機に自身に合った貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。

参考資料

和田 直子