60歳代で働くシニアも多い現代において、いまの現役世代の老後がはじまるのは「70歳代から」という方も増える可能性があります。
厚生労働省の調査した令和3年時点の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳となっており、「人生100年時代」といわれる現代においては、70歳でリタイアした後の老後が20~30年ということも考えられるでしょう。
少子高齢化の日本において、70歳代からの老後を自分らしく過ごすためには、年金とともに貯蓄が重要と考えられます。
ただし平均年収400万円台が約30年続き、物価や社会保険料が年々上がる現代の日本において、まとまった貯蓄を用意するのは簡単ではありません。
では、現代のシニアはどれくらいの貯蓄を保有しているのでしょうか。年金額についても見ていきます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。