【日経平均株価】年末に向けて、年初来高値更新する動きへ。史上最高値も視野に

高値圏でもみ合う動きが続く

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。前週あたりから高値圏でもみ合う動きが続いています。先週はこのもみ合いを上抜けることができるかどうかがポイントでした。実際には、3万3000円～3万8000円の幅での小幅な値動きは変わらず、方向感が出しづらい動きでした。

今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は悪くありません。先週、もみ合いながらも25日移動平均線が75日移動平均線を下から上に抜けるゴールデンクロスが形成されました。足元では11月20日の高値（3万3853円）が直近の戻り高値ですが、先週は何度かトライする場面がありました。このあたりで上値が押さえられているものの、下値も限定的です。

今週まずは、この11月20日の高値を超えて年初来高値を更新したいところです。さらに、このあたりを超えると史上最高値も視野に入ってきます。逆に、なかなか超えられないとなると、若干の調整はあるかもしれません。11月中旬にあけた窓埋めとなる3万2800円付近までの調整、さらにそこからの一段下げもあり得ます。ただ、その場合でも、25日線がある3万2700円付近までは押し目買いの好機と見ていいでしょう。