「スキルアップしたい」「もっと裁量を持って働きたい」といった想いから、大企業から中小企業への転職を検討している人もいるかもしれません。
ただし、大企業から中小企業へ転職する前に、一度退職金について考えてみてもいいかもしれません。本記事では、大企業と中小企業それぞれの退職金の目安を紹介します。ぜひ、転職を検討する際の参考にしてみてください。
大企業の退職金はいくらか
まずは、大企業の退職金がいくらか確認しましょう。厚生労働省が独自で選定した380社(※)におこなった「令和3年退職金、年金及び定年制事情調査」によると、満勤勤続した場合における大企業の平均退職金は以下のとおりです。
※調査対象企業:資本金5億円以上かつ労働者1000人以上(介護事業所除く)の企業と、運営主体が社会福祉法人である施設かつ労働者100人以上の介護事業所から選定した380社
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、フリーランスとして保険や投資、税金などのお金に関する記事の執筆や個別相談・ライフプランニングの作成・実行支援を行っている。