2. サウナ室はきれいに使おう、タオルを絞る&汗とばしNG

「自分の汗は自分で持ち帰る」。これはサウナマナーのひとつでもあります。「汗ロウリュ」とまで行かないですが、みなさんサウナ室内でタオルを絞ったり、汗をかいた体を触って気づかないうちに周りの人に汗を飛ばしたり…そんな迷惑行為していないですか。

これは筆者の体験談です。コンパクトなサウナ室で、汗をかいた自分の体をやたらと触る人がいました。「汗ふかないのかな〜」と思い気になってはいたのですが、肩あたりの汗を触った反動で、後ろに座っていたわたしの顔にその人の汗がピシャッと飛んできたことがあります。すぐさまサウナ室を出て、シャワーでもう一度体を洗い直しました。

サウナ室は汗をかく場所なので、たくさん汗をかくことは問題ありません。問題なのは、自分の汗をサウナ室に撒き散らすこと。汗には、老廃物や毛穴の汚れなどがたくさん含まれます。汗を人に撒き散らす=汚れを撒き散らしているのと一緒です。

自分の汗はタオルで拭き取る、タオルは絶対にサウナ室内で絞らない、これは、サウナ室内で守りたい最低限のルールです。サウナ室はきれいに使うことを意識して、利用しましょう。

3. 守れないならサウナー失格!水風呂はかけ水してから

くった/ac-illust.com

「水風呂に入る前には必ずかけ水を」。サウナ施設でよくみる張り紙ですね。水風呂前にかけ水をする目的は大きく2つあります。

ひとつは、冷たい水風呂に体を慣らすため。サウナによって体があたたまると、血管が拡張し、血圧が下がります。一方で水風呂に入ると、血管が収縮し、血圧が上がります。この急激な体の変化によって「脳卒中」や「心筋梗塞」を引き起こす可能性もあるんです。

ふたつめは、自分の汗を水風呂へ流さないため。誰かの汗が流れた水風呂に入っても、なかなか気持ちいい気分にはなれないですよね。サウナ施設の水風呂は、みんなで気持ちよく使うための共有スペース。ぜひ、ほかの人が気持ちよく利用できることを頭に入れ、汗を流してから水風呂を利用しましょう。