信越化学工業のセグメント

「生活環境基盤材料事業」と「電子材料」の合計営業利益額が、同社営業利益の83.6%を占めるため、2セグメントを取り上げる。

信越化学の生活環境基盤材料事業

前述のとおり、塩化ビニルの売上および収益性悪化が減収減益の要因である。

中国の住宅市況から多大な影響を受けており、中国経済の復調は見通すことができない。そのため、当下期も引き続き不調となる可能性がある。

同社は、米国事業拠点の競争力活用と世界市場での販売政策拡張など対策を進め、塩化ビニルの総合力のさらなる向上を図る。