パナソニックのドライヤー「ナノケア EH-NA0J」の実機レビュー

パナソニックのヘアードライヤー「ナノケア」は毎年9月~10月にフラッグシップ機が発売されてきた。

直近では以下のとおりとなる。

  • 2020年10月1日:EH-NA0E
  • 2021年 9月1日:EH-NA0G
  • 2022年 9月1日:EH-NA0J

本稿執筆時点の2023年8月30日、後継機についてはパナソニックから発表がない。

少なくとも2023年9月に発売されることはないと言える。

それでは、前述のパナソニック調査結果でも触れられており、2023年8月30日時点のフラッグシップ機であるナノケアドライヤー「EH-NA0J」についてレビューをしていく。

パナソニックのドライヤー「ナノケア EH-NA0J」のデザイン

【画像2】

出所:著者撮影

2021年モデル「EH-NA0G」から大幅に刷新されて、これぞドライヤーという「長いノズル」形状から、コンパクトかつスタイリッシュになった。

なお、手で持つハンドル部分は折りたたむことができない。これはフラッグシップ機ナノケア史上初となる。

買い替えを検討されている方は、これまでの収納場所に収まるか、「購入前に必ず確認」することをお勧めする。

パナソニックのドライヤー「ナノケア EH-NA0J」ノズル

【画像3】

出所:著者撮影

「ナノケア EH-NA0J」は、好みや用途に合わせて3つのノズルを選択することができる。

【画像3】は「速乾ノズル」を撮したものであり、速乾ノズルは本体に内蔵されている。

各々のノズル用途は【画像4】を参照いただきたい。

「根本速乾ノズル」と「セットノズル」は、付属品となっているので、使用する場合は「ナノケア EH-NA0J」本体にノズルを付ける必要がある。

パナソニックのドライヤー「ナノケア EH-NA0J」4つのモード

【画像5】

出所:著者撮影

「ナノケア EH-NA0J」には4つのモードがある。

  • 温冷リズムモード:仕上げにまとまり・ツヤ感を出したいときに
  • 毛先集中ケアモード:毛先の傷みが気になるときに
  • スカルプモード:地肌をやさしく乾かしたいときに(約60℃の温風)
  • スキンモード:肌のうるおいケアもしたいときに

4つと記載したが、単にドライヤーを運転させる「通常モード」もあり、基本的には難しく考えずに通常モードで良いかと思う。

ヘアケア・スタイリング等で気になる場合は、上記のモードを使い分けると本機種を最大限に活用できる。

パナソニックのドライヤー「ナノケア EH-NA0J」の高浸透ナノイー

モード選択の際に「通常モード」で良い、と記載したのは本機種が「高浸透ナノイー」を採用しているモデルだからである。

「高浸透ナノイー」は、髪への浸透性をさらに高め、従来のナノイー比で水分発生量が18倍に増加している。

普通に髪を乾かすだけで、髪の内側まで水分補給をすることが可能となり、髪の水分バランスを整える。また、キューティクルを引き締め、しっとりとまとまる髪へ導く効果がある。

パナソニックのドライヤー「ナノケア EH-NA0J」の価格

本機種の価格は、3万8610円(税込)とドライヤーとしては高価である。

パナソニックは2020年から、一部製品において「指定価格制度」を導入しており、正規販売店は、メーカーであるパナソニックが指定した価格での販売しか認められていない。

本機種は「指定価格制度」の対象商品である。そのため、正規販売店での価格交渉は実質不可能となっていることに留意が必要である。

2023年9月1日(金)には、新色「ミストグレー」が発売となることから、2023年はやはり後継機が発売される可能性は低いと考えられる。

参考資料

石川 貴康