厚生労働省の「厚生年金保険・国民年金事業の概況(令和3年度)」によると、65歳以上の厚生年金受給権者の平均月額は、男性が約16万9000円、女性が約10万9000円です。
現役時代に高収入を得ていた人は、保険料が高い代わりに老齢年金もたくさんもらえます。では月額30万円以上もらうには、年収はいくらくらい必要なのでしょう。
この記事では、月額30万円以上の年金を受けるための現役時代の年収について解説します。
年金をアップさせるための対策も紹介しますので、老後対策に役立ててください。
なお、本記事の厚生年金の月額には基礎年金の金額も含まれます。
執筆者
同志社大学法学部卒業後、生命保険会社に25年勤務しFPとして生命保険・損害保険・個人年金保険販売を行う。保有資格は社会保険労務士と2級FP技能士。2017年4月に西岡社会保険労務士事務所を開設し、労働保険・社会保険を中心に労務全般について企業サポートを行うとともに、日本年金機構の年金事務所で相談員を兼務。具体的には年金請求の受付や、老齢年金の繰下げなど年金受給に関する相談を担当する。得意分野は、人事・労務、金融全般、生命保険、公的年金など。
「ひと」が抱えるさまざまなリスクに有効な制度や金融商品を、社会保険労務士とFPの立場から紹介します。(2023年11月20日更新)