NHKの連続テレビ小説「らんまん」第14週のサブタイトルは「ホウライシダ」。「アジアンタム」という名前でもよく知られる観葉植物は、ホウライシダの園芸品種です。

ドラマでは東大の田邊教授が、自分の庭にあるホウライシダなどのシダ類を「地上の植物の覇者であり永遠」と説明。シダに自分の姿を重ね合わせているのかもしれません。

今回はホウライシダの魅力や育て方を紹介します。

【NHK朝ドラ】『らんまん』第14週に登場する「ホウライシダ」ってどんな植物?

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  • イノモトソウ科ホウライシダ属
  • 常緑多年草
  • 分布地:世界中の温帯~熱帯
  • 草丈:8~20センチ
  • 参考価格:1000~2000円前後(4号鉢)

ホウライシダはAdiantum capillus-venerisという学名からもわかるように、「アジアンタム」という総称で呼ばれているシダの一種です。

学名の「Adiantum」はギリシャ語で「濡れていない」という意味を持つ言葉が語源。小さな葉には撥水性があり、かけた水をはじく様子から名付けられました。

ホウライシダは世界中の温帯~熱帯にかけて広く分布しており、高温多湿の環境を好みます。冬の寒さはやや苦手で乾燥にも弱く、水切れすると葉がチリチリになって枯れてしまうことも。

日本では関東以西の海岸や川沿いの岩場などに自生しています。世界中に200品種以上あるとされていて、その中でもとくにポピュラーなのが観葉植物として人気の高い「アジアンタム・ラディアナム」です。

【NHK朝ドラ・らんまん】「ホウライシダ」の魅力は?

繊細で涼しげな葉

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ホウライシダの葉は淡い緑で、とても薄く柔らかな手触り。イチョウに似た形の小さな葉が無数に集まって茂り、鳥の羽根のような美しさです。

茎は簡単にポキッと折れてしまうほど細く、黒褐色で光沢があります。風が吹くと細い枝がしなやかに揺れ、繊細な草姿が涼やかです。

耐陰性がある

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ホウライシダは耐陰性があり、多少光が少なめな場所でも栽培可能です。室内での観葉植物として、またシェードガーデンのグラウンドカバーとしても最適。

高温多湿を好むので、湿気の多い浴室に置くこともできます。ホウライシダのしっとりとしたナチュラルな姿が、1日の疲れを癒やすバスタイムを豊かに演出してくれるでしょう。