1. つみたてNISAとiDeCoをうまく使い分ければよかった
つみたてNISAとiDeCoはどちらも自分で選んだ金融商品に、毎月一定金額を積み立てていくものです。
ただ、つみたて投資の非課税枠は毎年40万円が20年間(非課税投資枠は20年間で最大800万円)。途中で売却をすることも可能です。
一方でiDeCoは、原則60歳にならなければ受け取れません。
年代にもよりますが、まだ20〜40代であれば運用期間に何が起こるかは分からないでしょう。たとえばリストラや離婚など、途中で積み立てをストップしたり売却したりする必要が起こる可能性もあるでしょう。
そういった可能性を考えると、はじめから「つみたてNISAは万が一のときでも売却できる貯蓄・iDeCoは老後資金」と使い分けて、金融商品や積立金額を考えましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。