2021年「日本の富裕層」世帯数は過去最高へ
野村総合研究所の調査では、預貯金・株式・債券・投資信託・一時払い生命保険や年金保険など世帯として保有する金融資産の合計額から、不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた「純金融資産保有額」をもとに、総世帯を5階層に分けています。
同調査より、それぞれの世帯数と資産を確認しましょう。
日本の富裕層の世帯数・資産(2021年)
- 超富裕層(5億円以上):9万世帯・105兆円
- 富裕層(1億円以上5億円未満):139万5000世帯・259兆円
- 準富裕層(5000万円以上1億円未満):325万4000世帯・258兆円
- アッパーマス層(3000万円以上5000万円未満):726万3000世帯・332兆円
- マス層(3000万円未満):4213万2000世帯・678兆円
超富裕層と富裕層を足した世帯数は148万5000世帯となっており、富裕層世帯の割合は約2.7%です。日本ではおよそ50世帯に1世帯が富裕層といえるでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。