【年金エイジ】還暦60歳代・貯蓄2000万円超世帯はわずか3割というリアル
グラフで見る「資産格差」
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実は60歳代は、資産の格差が非常に大きい年代だということをご存知でしょうか。
2019年に話題となった「老後2000万円問題」。ここで話題となった「2000万円」を、老後資金の目安として貯蓄目標にされている世帯も多いでしょう。
でも実は、60歳代のうち貯蓄が2000万円以上ある世帯は、わずか3割に過ぎないのです。
値上げラッシュが続いた2022年。日頃の家計の見直しをした人も多いでしょう。現役世代はもとより、収入が限られる年金生活世帯にとっては、特に深刻な問題ともいえる昨今の物価上昇。
今回は、年金エイジの入り口ともいえる「60歳代世帯」のお金事情にフォーカスしていきます。
【注目記事】60歳代で「貯蓄4000万円以上」の世帯はどれくらい?平均は2537万円
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/ファイナンシャルプランナー/宅地建物取引士
大阪市立大学経済学部卒業後、教育業界を経て、メットライフ生命保険株式会社、株式会社ほけんのぜんぶ入社。生命保険販売を通じ、FPとして主に子育て世代の資産形成や老後資金準備に関するコンサルティングをおこなう。専門用語を使わず丁寧で分かりやすいアドバイスが強み。現在は個人向け資産運用のサポート業務を行う。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員(証券外務員一種)、宅地建物取引士の資格を保有。