60歳代で「貯蓄ゼロ」約2割も。厚生年金と国民年金の受給額はいくら?
老後生活に向けた対策とは
Domepitipat/istockphoto.com
総務省の「2020年基準 消費者物価指数 全 国 2022年(令和4年)8月分」によれば、天候の影響を受けやすい生鮮食品を除いた消費者物価指数は、対前年比で2.8%上昇でした。
前年同月比で見ると、電気代が 21.5%、ガス代 20.1%上昇など光熱費の値上がりが大きく、またハンバーガー(外食)11.2%、食パン 15.0%など食品や外食も上がっています。
どの世代でも負担が増えることは避けたいですが、特に年金受給者など収入の増加が見込めない世帯では影響が大きいしょう。
しかし、一般的に日本では「シニア世代はお金持ち」というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか。
そこで今回は60歳代の貯蓄額などお金事情にスポットをあて、60歳以降の生活事情を考察していきます。
【注目記事】【厚生年金】男性「ひとりで月15万円以上」は何パーセントか。受給予定額を知る方法2選
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/ファイナンシャルプランナー/MDRT日本会会員
立命館アジア太平洋大学卒業後、自動車や通信業界にて営業職に従事。その後、ジブラルタ生命保険、株式会社ほけんのぜんぶに入社し、生命保険販売業務に携わる。生活全般に関わるお金の相談に対応が可能で、特に教育費・老後資金の準備、相続の相談などを得意とする。現在は個人向け資産運用のサポート業務をおこなう。表彰歴多数。2020年、2021年度MDRT日本会会員。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。