商船三井の配当金のリターンはいくらか
商船三井の株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、2022年3月期の中間配当と期末配当の計2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2021年9月30日
- 株式の取得価格:2520円(取得日の終値)
- 2022年3月期・中間配当:300円
- 2022年3月期・期末配当:900円
- 100株ベースの配当金のリターン:12万円
それでは次に、株主優待のリターンを計算していきます。
商船三井の株主優待のリターンはいくらか
商船三井は、毎年3月31日・9月30日現在の株主名簿に記載のある株主に下記の優待を提供しています。
- 100株~1499株保有:にっぽん丸優待券(10%引)2枚
- 1500株~2999株保有:にっぽん丸優待券(10%引)4枚
- 3000株以上保有:にっぽん丸優待券(10%引)6枚
今回の検証は100株保有を想定しているため、受け取る優待はにっぽん丸優待券2枚×2回となります。
にっぽん丸クルーズの商品の中で、例えば「飛んでクルーズ北海道」というクルージングツアーの場合、料金は14万1000円~となっており、概算で1枚1万4100円の経済価値と想定します。
そのため、優待のリターンは5万6400円となります。
執筆者
1991年生まれ。新潟県新潟市出身。2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォームに入社し、現在はメディア事業部・メディアグロース企画推進室マネージャー。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」を中心に、多くの読者の方に幅広いコンテンツを届けるための戦略立案に従事している。
それ以前は、LIMO編集部にてアシスタント・コンテンツマネージャー(ACM)として従事。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信していた。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。
新潟県立新津高等学校を経て、2013年に慶応義塾大学商学部を卒業。学部では、岡本大輔研究会にて企業評価論、計量経営学を専攻していた。
最終更新日:2023/11/03