厚生年金の平均が14万円はウソ?年金制度の落とし穴と受給額のピンキリ事情
厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」の読み方
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2022年上半期にLIMOで配信した人気記事から、もう一度読み直したい!「編集部セレクション」をお届けします。
(初公開日:2022年3月2日)
来月、2022年4月から公的年金額が0.4%引き下げになります。
こうしたニュースを目にする度、「自分達が65歳になったとき、年金はいくらもらえるのだろう」と不安に感じる方も多いでしょう。
2021年12月に厚生労働省が発表した「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均額は約14万円となっています。
しかし、これだけを頼りに老後の年金目安額を考えるのはあまりにもリスクが高いです。
今回は年金制度の基本となる仕組みをおさらいしながら、「厚生年金の平均14万円」の読み取り方を説明します。
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LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。