ひとりで生きていくおひとりさまだからこそ気になる、将来の年金額。

年金というと遠い先のことのようですが、老後を支える柱となるため早めに現実を知るべきでしょう。

ちなみに令和4年度の年金は去年度より0.4%引き下げられています。

年金の現実を知り、自分でできる方法で備えていくのは現代では必須です。

まずは実際にみんなの厚生年金の月額平均を確認しながら、おひとりさまが備える方法を確認していきましょう。

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厚生年金の男女別の平均額とは

まずは厚生労働省「令和2年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、厚生年金の平均月額と、男女別で1万円レンジで受給者数を確認します、

出所:厚生労働省「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」

厚生年金の平均月額(受給者数1610万133人)

〈全体〉平均年金月額:14万4366円

  • 〈男性〉平均年金月額:16万4742円
  • 〈女性〉平均年金月額:10万3808円

※国民年金の金額を含む

平均額は男性で約16万円、女性で約10万円。

総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)」によれば、65歳以上・無職の単身世帯の1カ月の支出は「14万4687円」です。

男性はなんとかクリアしていますが、女性は月4万円もの赤字となっています。