2021年は新型コロナウイルスに翻弄される1年となりました。育児中の女性の中には、コロナ禍の影響もあり働き始めるのを見合わせている方もいるでしょう。
総務省統計局の「労働力調査(詳細集計)」によれば、2020年は共働き世帯が1240万世帯で、専業主婦世帯が571万世帯です。
共働き世帯が主流となった現代ですが、なかには専業主婦を選ぶ女性もいるでしょう。今回は専業主婦世帯に視点をあてて、その年収や貯蓄などお財布事情をみていきます。
専業主婦の女性は27.6%
まずは厚生労働省の「2019年 国民生活基礎調査の概況」より、子どもがいる世帯の女性の仕事について確認します。
上記をみると、子どもがいる家庭で仕事をしている女性は72.4%、仕事をしていない女性が27.6%です。
ただ、現代では「子どもが乳幼児の間だけ期間限定で専業主婦」の方もいます。
1人で育児を担うワンオペ育児のご家庭が多いため、子どもが小さい間は専業主婦でいるものの、入園や入学を機に働き始めるという声は周囲でも多いです。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。