2021年もあとわずか。

そろそろお正月に向けてお子さんへのお年玉の準備をされる方も多いのでは?

子どもの頃は楽しみだった「お年玉」も、あげる立場になると痛い出費ですね。そうは言っても、子どもの喜ぶ顔はプライスレス!いつかお孫さんにお年玉をあげる日がくるのかな、なんて考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

老後の収入の柱は「年金」です。年金額を元に日々の生活やお孫さんへの「お年玉」も考えていかなければいけませんよね。

そこで、今セカンドライフを送っているシニアがいくら厚生年金や国民年金をもらっているのか眺めていきます。シングル世帯や夫婦世帯など、家族構成の違いによってもらう年金額の違いと支出も検証していきましょう。

【※参考記事】厚生年金「ひと月25万円以上」受給する人の割合は?

国民年金・厚生年金「標準的な受給額はいくら?」

まずは、自営業、フリーランス、専業主婦(夫)の方などが受け取る国民年金からみていきましょう。厚生労働省年金局の「令和元年度 厚生年金・国民年金事業年報」によると下記の通りです。

【国民年金(基礎年金)】平均年金月額(2019年)

全体平均:5万5946円

  • 男性平均:5万8866円
  • 女性平均:5万3699円

次に、会社員や公務員が受け取る厚生年金の平均受給額を見ていきます。

【厚生年金保険(第1号)】平均年金月額(2019年)

全体平均:14万4268円

  • 男子平均:16万4770円
  • 女子平均:10万3159円

※厚生年金の受給額には基礎年金(国民年金)を含みます。

国民年金は全員加入のため、性別による受給額の差はほとんどありません。国民年金だけを受取るという方は、老後資金としては心もとない金額ですね。

一方、厚生年金は男女で受給額の差が約6万円もあります。現役時代に納めた保険料や、年金加入期間には性別による差が大きいことがわかりますね。