運転免許証の色は保険契約時点で判断されるため、ゴールド免許を持っている状態であればそのままゴールド免許割引を適用することができます。また、ゴールド免許割引をより長く適用させるために、前述したディーラーなどの代理店で長期契約するというのもひとつの手と言えます。

ですが、この方法は人によっては損をすることになる可能性もあるので注意が必要です。たとえば、保険期間中に事故等で保険を使用した場合や、次の保険更新が近く、事故等がないので等級が上がる可能性が高い場合などにおいては総支払額が変わってしまう可能性があるのです。

これ以上等級が上がらない20等級の保険を持っている方は得する可能性がありますので試してみるのもいいでしょう。

自分がブルー免許でもゴールド免許割引を適用させる方法と注意点

最後に紹介するのはちょっとイレギュラーな方法となります。たとえば自分がブルー免許で配偶者がゴールド免許という場合、保険契約者が自分自身でも「記名被保険者」を配偶者にすることでゴールド免許割引を適用することができます。

この方法の注意点は2つあり、ひとつが「配偶者の年齢」で、もうひとつが「実際に車を使う人が誰なのか」ということです。

配偶者が自分より年下の場合は年齢による保険料アップの可能性がありますし、実際に車を使用するのが配偶者でない場合は虚偽の申告となってしまう可能性があります。

業務使用や通勤通学の目的で車を使っている場合、記名被保険者を変えてしまうと保険の条件に合わなくなってしまい、最悪の場合保険金が下りないといったトラブルに発展する可能性もありますので要注意です。一方、車の使い方が「日常レジャー」であれば問題ない可能性もあります。

おわりに

車を保有すると様々な維持費がかかります。中でも任意保険は安いに越したことはありませんので、こういった方法を活用して少しでも費用を少なくする工夫をしてみてはいかがでしょうか。

宇野 源一