最近は、共働きの影響もあり夫婦であっても財布は別で相手の懐具合を把握していないという家庭も増えてきている様子。実際に「相手の給料を知らない」という人は約3割も存在するようです。今回おこなわれた調査によると、お財布事情に関する把握度は男女で差があるようなのです。妻や夫、相手の財布の中身を把握しないのにはいったいどんな事情があるのでしょうか。

相手の給料は知っている。でも…

スパークス・アセット・マネジメント株式会社がおこなった「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2020」(2020年10月16日~10月17日の2日間、全国の20 歳以上の既婚(配偶者がいる)男女1000人を対象に調査)によると、「配偶者が働いている人」716人に「配偶者の給料を知っているか」を質問したところ、全体の68.7%の人が「把握している」と回答、31.3%が「把握していない」ことがわかりましました。

また、男女別で結果を比べたところ、男性は44.7%が把握していないと回答したのに対し、女性は22.6%が把握していないという結果に。よく「家庭の財布は妻が握っている」なんていわれますが、給料に関しても女性の方が全体を把握している傾向にあるようです。

続いて、調査では全回答者1000人に対し「配偶者の娯楽費・交際費を把握しているか」を質問。全体の61.1%が「把握していない」と回答しました。そして、こちらの男女別割合を見てみると、把握していないと回答した男性は73.8%、女性は48.4%という結果がでました。調査から、女性は約半数が夫の娯楽に関する使い道を把握しているのに対し、実に7割以上の男性が、妻の娯楽や交際に関する費用を知らないでいるという状況がわかりました。これは何か理由があるのでしょうか。